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insertMarker

イメージまたはビデオにマーカーを挿入

説明

RGB = insertMarker(I,position) は、トゥルーカラーまたはグレースケールのイメージ I に、プラス (+) のマーカーを挿入します。関数は、指定した位置のピクセル値を上書きすることによってマーカーを描画します。出力イメージ RGB は常にトゥルーカラー イメージになります。

RGB = insertMarker(I,position,marker) は、指定したマーカー タイプ marker のマーカーを挿入します。

RGB = insertMarker(___,Name=Value) は、前の構文の入力引数の組み合わせに加えて、名前と値の引数を 1 つ以上使用してオプションを指定します。たとえば、Color="red" は、挿入する位置マーカーを赤色でレンダリングすることを指定します。

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イメージをワークスペースに読み取ります。

I = imread("peppers.png");

イメージ上の指定した位置にプラス (+) のマーカーを挿入します。

RGB = insertMarker(I,[147 279]);

位置、色、サイズを指定して、4 つのクロス (x) マーカーをイメージ上に挿入します。

pos = [120 248; 195 246; 195 312; 120 312];
color = {"red","white","green","magenta"};
RGB = insertMarker(RGB,pos,"x",MarkerColor=color,Size=10);

イメージを表示します。

imshow(RGB)

Figure contains an axes object. The axes object contains an object of type image.

入力引数

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入力イメージ。M×N×3 のトゥルーカラー イメージまたは M 行 N 列のグレースケール イメージとして指定します。

データ型: single | double | int16 | uint8 | uint16

マーカーの位置。M 行 2 列の行列として指定します。ここで、各行は、[x y] 形式のイメージの座標ペア、または特徴点のタイプのページに掲載されている点オブジェクトの 1 つからなる M 要素ベクトルです。M は、イメージに挿入するマーカーの数です。関数は、各マーカーの位置を、対応する特徴点オブジェクトの Location プロパティの値で、行列の座標からなる [x y] ペアとして定義します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

マーカーのタイプ。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。マーカーの種類は、テキストの完全名または対応するシンボルのいずれかを使用して指定できます。

テキストの完全名シンボル
"circle""o"
"x-mark""x"
"plus""+"
"star""*"
"square""s"

データ型: char | string

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

例: insertMarker(I,position,Color="yellow") は、マーカーの色を黄色に設定します。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: insertMarker(I,position,"Color","yellow") は、マーカーの色を黄色に設定します。

マーカーのサイズ (ピクセル単位)。[1,Inf) の範囲のスカラーとして指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

マーカーの色。色の省略名、色の名前、色名のベクトル、RGB 3 成分の 3 列の行列として指定します。

サポートされている色の表には範囲 [0, 1] で RGB 強度を掲載していますが、RGB 3 成分の指定は選択するデータ型の範囲で行わなければなりません。たとえば、この引数を uint8 の値の行列として指定する場合、各強度値を [0, 255] の範囲に変換しなければなりません。掲載されている強度値を uint8 データ型に変換するには、コード uint8(255*intensity) を使用します。ここで、intensity は、表に掲載されている RGB 3 成分の値です。

マーカーごとに異なる色を指定したり、すべてのマーカーに 1 つの色を指定したりできます。すべてのマーカーに 1 つの色を指定するには、MarkerColor を色の名前または [R G B] ベクトルとして指定します。

仕様形式
すべての形状 (またはマーカー) に 1 つの色を指定

色の省略名または色の名前

"r"

"red"

RGB 3 成分

[1 0 0]1-by-3 grid, with columns labeled r,g,b respectively.

各形状 (またはマーカー) の色を指定

色名のベクトル

["red","yellow","blue"]

RGB 3 成分の 3 列の行列

[1 0 0
 0 1 1
 1 0 1
 1 1 1]
M-by-3 grid, with columns labeled r,g,b respectively.

次の表に、サポートされているマーカーの色を示します。

色の名前省略名RGB 3 成分外観
"red""r"[1 0 0]

Sample of the color red

"green""g"[0 1 0]

Sample of the color green

"blue""b"[0 0 1]

Sample of the color blue

"cyan" "c"[0 1 1]

Sample of the color cyan

"magenta""m"[1 0 1]

Sample of the color magenta

"yellow""y"[1 1 0]

Sample of the color yellow

"black""k"[0 0 0]

Sample of the color black

"white""w"[1 1 1]

Sample of the color white

データ型: logical | uint8 | uint16 | int16 | double | single | cell

出力引数

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出力イメージ。M×N×3 のトゥルーカラー イメージとして返されます。

拡張機能

バージョン履歴

R2013a で導入

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