Blob Analysis
ラベル付けされた領域の統計量
ライブラリ:
Computer Vision Toolbox /
Statistics
説明
Blob Analysis ブロックは、バイナリ イメージのラベル付けされた領域の統計量を計算します。このブロックは、重心、境界ボックス、ラベル行列、ブロブ カウントなどの量を返します。Blob Analysis ブロックは、入力と出力の可変サイズ信号をサポートします。Simulink® の Selector (Simulink) ブロックを使用して、統計量に基づいて特定のブロブを選択することもできます。
例
端子
入力
BW — バイナリ イメージ
ベクトル | 行列
バイナリ イメージ。ベクトルまたは行列として指定します。
データ型: Boolean
出力
Area — ラベル付けされた領域のピクセル数
ベクトル
ラベル付けされた領域のピクセル数。ベクトルとして返されます。
依存関係
この端子を有効にするには、[面積] パラメーターを選択します。
データ型: int32
Centroid — 重心座標
M 行 2 列の行列
M 個のブロブの M 行 2 列の行列。
行は各領域の重心の座標を表し、M はブロブ数を表します。
たとえば、重心の行と列の座標が x1, y1 と x2, y2 である 2 つのブロブがあるとします。ブロックの出力は次のようになります。
(Centroid 端子での出力)。
依存関係
この端子を有効にするには、[重心] パラメーターを選択します。
データ型: double
| single
| fixed point
BBox — 境界ボックス座標
M 行 4 列の行列
境界ボックス座標。ブロブの M 個の境界ボックスから成る M 行 4 列の行列として返されます。行列の各行は、ピクセル座標の 4 要素ベクトル [x,y,width,height] として境界ボックスを定義します。行は各境界ボックスの座標を表し、M はブロブ数を表します。
たとえば、2 つのブロブがあり、x と y が境界ボックスの左上隅の位置を定義し、w と h が境界ボックスの幅と高さを定義しているとします。ブロックの出力は次のようになります。
(BBox 端子での出力)。
依存関係
この端子を有効にするには、[境界ボックス] パラメーターを選択します。
パラメーター
[メイン] タブ
面積 — ラベル付けされた領域のピクセル数
ベクトル
ラベル付けされた領域のピクセル数。ベクトルとして返されます。
依存関係
この端子を有効にするには、[面積] パラメーターを選択します。
重心 — 重心座標
M 行 2 列の行列
M 個のブロブの M 行 2 列の行列。
行は各領域の重心の座標を表し、M はブロブ数を表します。
たとえば、重心の行と列の座標が x1, y1 と x2, y2 である 2 つのブロブがあるとします。ブロックの出力は次のようになります。
(Centroid 端子での出力)。
依存関係
この端子を有効にするには、[重心] パラメーターを選択します。
BBox — 境界ボックス座標
M 行 4 列の行列
境界ボックス座標。ブロブの M 個の境界ボックスから成る M 行 4 列の行列として返されます。行列の各行は、ピクセル座標の 4 要素ベクトル [x,y,width,height] として境界ボックスを定義します。行は各境界ボックスの座標を表し、M はブロブ数を表します。
たとえば、2 つのブロブがあり、x と y が境界ボックスの左上隅の位置を定義し、w と h が境界ボックスの幅と高さを定義しているとします。ブロックの出力は次のようになります。
(BBox 端子での出力)。
依存関係
この端子を有効にするには、[境界ボックス] パラメーターを選択します。
長軸の長さ — 楕円の長軸の長さ
off (既定値) | on
Major axis length 端子を有効にします。このチェック ボックスをオンにすると、次のようなベクトルが出力されます。
楕円の長径の長さを表す
ラベル付けされた領域と同じ正規化された 2 次中心モーメントをもつ
短軸の長さ — 楕円の短軸の長さ
off (既定値) | on
Minor axis length 端子を有効にします。このチェック ボックスをオンにすると、次のようなベクトルが出力されます。
楕円の短径の長さを表す
ラベル付けされた領域と同じ正規化された 2 次中心モーメントをもつ
方向 — 方向
off (既定値) | on
Orientation 端子を有効にします。
楕円の長径と x 軸の間の角度を表すベクトルを出力するには、このチェック ボックスをオンにします。角度の値はラジアン単位で、範囲は次のとおりです。 ~
離心率 — 離心率
off (既定値) | on
Eccentricity 端子を有効にします。領域と同じ 2 次モーメントをもつ楕円の離心率を表すベクトルを出力するには、このチェック ボックスをオンにします。
相当直径の 2 乗 — 相当直径の 2 乗
off (既定値) | on
Equivalent diameter squared 端子を有効にします。相当直径の 2 乗を表すベクトルを出力するには、このチェック ボックスをオンにします。
割合 — 割合
off (既定値) | on
Extent 端子を有効にします。ブロブの面積をその境界ボックスの面積で除算した結果を表すベクトルを出力するには、このチェック ボックスをオンにします。
周囲長 — 周囲長
off (既定値) | on
Perimeter 端子を有効にします。各ブロブの周囲長 (ピクセル単位) の N 行 1 列のベクトル (N はブロブ数) を出力するには、このチェック ボックスをオンにします。
統計出力のデータ型 — 出力データ型
double (既定値) | single | [データ型] タブで指定
出力のデータ型を [double]
、[single]
または [[データ型] タブで指定]
として指定します。
連結性 — ラベル付けされた領域の数
8
(既定値) | 4
各イメージ内のラベル付けされた領域の数を指定します。
どのピクセルが相互に連結するかを定義します。上下左右に位置するピクセルを連結するには、[4]
を選択します。ピクセルを上下左右および対角線上にある他のピクセルと連結するには、[8]
を選択します。このパラメーターの詳細については、Label ブロックを参照してください。
[連結性] パラメーターは、ブロックがブロブの周囲長を計算する方法にも影響を与えます。たとえば、次の図は、[連結性] パラメーターが [4]
に設定されている場合にブロックが周囲長を計算する方法を示します。
ブロックは、黒い点でマークされている各ピクセルの中心間の距離を計算し、周囲長が 22 であると推定します。
次の図は、[連結性] パラメーターが [8]
に設定されている場合にブロックがブロブの周囲長を計算する方法を示します。
ブロックは異なる経路でブロブの周囲を辿り、周囲長が であると推定します。
ラベル行列の出力 — ラベル行列の出力
off (既定値) | on
Label 端子を有効にします。ラベル行列を出力するには、このチェック ボックスをオンにします。0
のピクセルは背景を表します。1
のピクセルは最初のオブジェクトを表します。2
のピクセルは 2 つ目のオブジェクトを表し、その後も同様です。
[ブロブ プロパティ] タブ
最大ブロブ数 — 最大ブロブ数
スカラー
各入力イメージのラベル付けされた領域の最大数を指定します。ブロックはこの値を使用してベクトルと行列を事前に割り当て、統計値を格納するのに十分な長さを確保します。ブロックが出力するブロブの最大数は、このパラメーターの値と入力イメージのサイズの両方に依存します。入力イメージのサイズによってブロックが出力するブロブの数が制限されることがあります。
最大ブロブ数を超えた場合に警告 — 最大ブロブ数を超えた場合に警告
on (既定値) | off
このパラメーターを選択すると、最大ブロブ数を超えた場合に警告が出力されます。
実際のブロブ数を出力 — ブロブの数
off (既定値) | on
Count 端子を有効にします。各イメージ内における連結領域の実際の数を表すスカラー値を出力するには、このパラメーターを選択します。
最小ブロブの面積をピクセル単位で指定 — ピクセル単位の最小ブロブ面積
0
(既定値) | スカラー
最小ブロブ面積をピクセル単位で指定するには、このパラメーターを選択します。ピクセル数が指定した最小サイズを満たしている場合、ブロブにラベルが付けられます。
調整可能: Yes
最大ブロブの面積をピクセル単位で指定 — ピクセル単位の最大ブロブ面積
intmax('uint32') (既定値) | スカラー
最大ブロブ面積をピクセル単位で指定するには、このパラメーターを選択します。ピクセル数が指定した最大サイズを満たしている場合、ブロブにラベルが付けられます。最大許容値は、uint32
データ型の最大値です。
調整可能: Yes
イメージ境界に接しているブロブを除外 — イメージ境界に接しているブロブを除外
off (既定値) | on
1 つ以上の境界ピクセルを含むラベル付けされたブロブを排除するには、このパラメーターを指定します。
ブロブ統計を可変サイズ信号として出力 — ブロブ統計を可変サイズ信号として出力
off (既定値) | on
ブロブ統計を可変サイズの信号として出力するには、このパラメーターを指定します。
出力の空白部分を塗りつぶす — 出力の空白部分を塗りつぶす
off (既定値) | on
統計ベクトルの空白を [塗りつぶしの値] パラメーターに指定した値で埋めるには、このパラメーターを指定します。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[ブロブ統計を可変サイズ信号として出力] パラメーターをオフにします。
塗りつぶしの値 — 出力の空白部分の塗りつぶしに使用されるスカラー
-1
(既定値) | スカラー | ベクトル
統計ベクトルのすべての空白を埋めるスカラー値を指定します。ベクトルを入力する場合、選択された統計量の数と同じ長さでなければなりません。ブロックは各ベクトル要素を使用してそれぞれの統計ベクトルの埋め込みを行います。空白が計算に影響しない場合、[出力の空白部分を塗りつぶす] パラメーターをオフにすることができます。
依存関係
このパラメーターを有効にするには、[ブロブ統計を可変サイズ信号として出力] パラメーターをオフにします。
[データ型] タブ
[データ型] タブのオプションを有効にするには、[メイン] タブで、[統計出力のデータ型] パラメーターを [[データ型] タブで指定]
に設定します。固定小数点ブロック パラメーターの詳細については、ブロックの固定小数点属性の指定 (DSP System Toolbox)を参照してください。
ブロックの特性
拡張機能
C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。
バージョン履歴
R2006a より前に導入
MATLAB コマンド
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コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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