tiedrank
同順位の順位調整
構文
[R,TIEADJ] = tiedrank(X)
[R,TIEADJ] = tiedrank(X,1)
[R,TIEADJ] = tiedrank(X,0,1)
説明
[R,TIEADJ] = tiedrank(X)
は、ベクトル X
の値の順位を計算します。X
値に同順位のものがある場合、tiedrank
はその平均順位を計算します。戻り値 TIEADJ
は、ノンパラメトリック検定 signrank
と ranksum
、およびスピアマンの順位相関で必要になる同順位調整値です。
[R,TIEADJ] = tiedrank(X,1)
は、ベクトル X
に含まれている値の順位を計算します。TIEADJ
は、同順位に対する 3 つの調整値が含まれているベクトルで、ケンドールの tau の計算で必要となります。tiedrank(X,0)
は tiedrank(X)
と同じです。
[R,TIEADJ] = tiedrank(X,0,1)
は、最小値と最大値の順位が 1、次に小さい値と次に大きい値の順位が 2 になるように、両側からの順位を計算します。これらの順位は、アンサリ・ブラッドリー検定で使用されます。
例
最小から最大にカウントすると、2 個の値 20 は 2 位と 3 位になり、その平均で両方が 2.5 位になります。
tiedrank([10 20 30 40 20]) ans = 1.0000 2.5000 4.0000 5.0000 2.5000
アルゴリズム
tiedrank
は、X
の NaN
を欠損値として扱い、無視します。出力引数 R
における NaN
の順位は NaN
です。
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入
参考
ansaribradley
| corr
| partialcorr
| ranksum
| signrank