Main Content

イベントのプロパティの設定

イベントは、パラレル ステート、他の Stateflow® チャート、Simulink® の Triggered Subsystem または Function-Call Subsystem のいずれかにあるアクションをトリガーできる Stateflow オブジェクトです。詳細については、イベントのブロードキャストによるモデル コンポーネントの同期を参照してください。

Simulink モデル内で Stateflow チャートを作成するときに、[プロパティ インスペクター] またはモデル エクスプローラーでイベントのプロパティを変更できます。

[プロパティ インスペクター] を使用するには、次を行います。

  1. [モデル化] タブの [データの設計] で、[[シンボル] ペイン] および [プロパティ インスペクター] を選択します。

  2. [シンボル] ペインで、イベントを選択します。

  3. [プロパティ インスペクター] で、イベントのプロパティを編集します。

モデル エクスプローラーを使用するには、次を行います。

  1. [モデル化] タブの [データの設計] で、[モデル エクスプローラー] を選択します。

  2. [モデルの階層構造] ペインで、イベントの親を選択します。

  3. [コンテンツ] ペインで、イベントを選択します。

  4. [ダイアログ] ペインで、イベントのプロパティを編集します。

これらのプロパティは、Stateflow.Event オブジェクトを使用してプログラムで変更することもできます。Stateflow プログラム インターフェイスの詳細については、Stateflow API の概要を参照してください。

Stateflow のイベントのプロパティ

名前

イベントの名前。アクションは、名前に基づいてイベントを参照します。名前の先頭には、英字を使用しなければなりません。名前には、空白を含めることはできません。兄弟関係のイベントでは、名前を共有できません。詳細については、Stateflow オブジェクトの命名のガイドラインを参照してください。

スコープ

イベントのスコープ。スコープは、イベントが親オブジェクトに関連して発生する領域を指定します。

スコープ説明
ローカルStateflow マシンの任意の場所で発生できるイベントですが、親オブジェクトおよびその子オブジェクト内でのみ表示されます。詳細については、ローカル イベントのブロードキャストを参照してください。
Simulink から入力Simulink ブロックで発生するイベントですが、Stateflow チャートにブロードキャストされます。詳細については、入力イベントの送信による Stateflow チャートのアクティブ化を参照してください。
Simulink に出力Stateflow チャートで発生するイベントですが、Simulink ブロックにブロードキャストされます。詳細については、出力イベントの送信による Simulink ブロックのアクティブ化を参照してください。

端子

イベントに関連付けられた端子のインデックス。このプロパティは、入出力イベントに対してのみ適用されます。

トリガー

入出力イベントをトリガーする信号のタイプ。詳細については、入力イベントの送信による Stateflow チャートのアクティブ化出力イベントの送信による Simulink ブロックのアクティブ化を参照してください。

デバッガー ブレーク ポイント

イベント ブロードキャストの開始時または終了時にデバッガー ブレーク ポイントを設定するオプション。使用可能なブレークポイントはイベントのタイプによって異なります。

イベントのタイプブロードキャストの開始ブロードキャストの終了
ローカル イベント使用可能使用可能
入力イベント使用可能使用不可
出力イベント使用不可使用不可

詳細については、チャートのデバッグのためのブレークポイントの設定を参照してください。

説明

イベントの説明。

ドキュメント リンク

イベントのオンライン ドキュメンテーションへのリンク。HTML ファイルまたは MATLAB® コマンド ウィンドウのテキストとしてドキュメンテーションを表示する、Web の URL アドレスまたは MATLAB コマンドを入力できます。[ドキュメント リンク] ハイパーリンクをクリックすると、Stateflow にドキュメンテーションが表示されます。

参考

オブジェクト

ツール

関連するトピック