Stateflow チャート内のカスタム コードの変数および関数へのアクセス
C または C++ で記述されたカスタム コードを、Simulink® モデルの Stateflow® チャートと統合できます。カスタム コードと Stateflow チャートの間でデータと関数を共有することにより、Stateflow の機能を拡張し、既存のコードを活用できます。詳細については、Stateflow チャートでのカスタム コードの再利用を参照してください。
MATLAB をアクション言語として使用するチャート内のカスタムコード変数
MATLAB® をアクション言語として使用するチャート内で、以下の C コード変数を直接読み書きできます。
カスタム C コードの型 | 説明 |
---|---|
double | 倍精度浮動小数点 |
single | 単精度浮動小数点 |
int8 | 符号付き 8 ビット整数 |
uint8 | 符号なし 8 ビット整数 |
int16 | 符号付き 16 ビット整数 |
uint16 | 符号なし 16 ビット整数 |
int32 | 符号付き 32 ビット整数 |
uint32 | 符号なし 32 ビット整数 |
カスタム コードを使用する Stateflow オブジェクトを右クリックすることにより、カスタム コード変数にアクセスできます。オブジェクトを右クリックした後に、[探索] にカーソルを合わせます。カスタム コード変数が表示され、(C variable)
で表されます。C 変数をクリックすると、MATLAB からカスタム コードにアクセスできます。
MATLAB をアクション言語として使用するチャート内のカスタム コード関数
coder.ceval
を使用せずに MATLAB をアクション言語として使用するチャート内では、以下の C 関数の引数の型を直接使用できます。coder.ceval
を使用した MATLAB コードからの外部コード呼び出しの詳細については、生成コードからのカスタム C/C++ コードの呼び出し (MATLAB Coder)を参照してください。
カスタム C 関数の引数の型 | 説明 |
---|---|
double | 倍精度浮動小数点 |
single | 単精度浮動小数点 |
int8 | 符号付き 8 ビット整数 |
uint8 | 符号なし 8 ビット整数 |
int16 | 符号付き 16 ビット整数 |
uint16 | 符号なし 16 ビット整数 |
int32 | 符号付き 32 ビット整数 |
uint32 | 符号なし 32 ビット整数 |
カスタム コードを使用する Stateflow オブジェクトを右クリックすることにより、カスタム コード関数にアクセスできます。オブジェクトを右クリックした後に、[探索] にカーソルを合わせます。カスタム コード関数が表示され、(C function)
で表されます。C 関数をクリックすると、MATLAB からカスタム コードにアクセスできます。
カスタム コードの列挙型へのアクセス
C をアクション言語として使用するチャートでカスタム コードから列挙型をインクルードするには、次を行います。
ヘッダー ファイルで列挙型を定義します。
[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスを開きます。
[シミュレーション ターゲット] ペインの [詳細設定パラメーター] で、[カスタム コードのインポート] を選択します。
[コード情報] タブで、列挙型を定義するヘッダー ファイルをインクルードします。