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Simulink.TimeInfo

(非推奨) Simulink.Timeseries オブジェクトの時間データのメタデータ

    ModelDataLogs 形式を使用したデータのログ記録と読み込みの機能は削除されました。代わりに、[データセット] 形式など、サポートされる別の形式を使用してください。詳細については、互換性についての考慮事項を参照してください。

    説明

    Simulink.TimeInfo オブジェクトには、単位や開始時間と終了時間など、Simulink.Timeseries オブジェクトの時間データのメタデータが格納されます。

    作成

    R2016a より前までは、[ModelDataLogs] 形式を使用してデータをログ記録するようにモデルを構成できました。[信号のログ形式] パラメーターが [ModelDataLogs] に設定されたモデルをシミュレートすると、すべてのログ信号のデータを格納する Simulink.ModelDataLogs オブジェクトが作成されていました。[ModelDataLogs] オブジェクトの名前は [信号のログ名] パラメーターを使用して指定できました。

    ModelDataLogs オブジェクトに、モデル内のそれぞれのログ信号、mux 要素、およびバス要素の Simulink.Timeseries オブジェクトが含まれています。それぞれの Simulink.Timeseries オブジェクトに Simulink.TimeInfo オブジェクトがあります。

    プロパティ

    すべて展開する

    時間データの単位。文字ベクトルとして指定します。

    例: 'seconds'

    時間データの開始時間。スカラーまたは配列として指定します。

    • 条件付き実行サブシステム内以外の信号の場合、この値は Simulink.Timeseries オブジェクトを生成したシミュレーションの開始時間と一致するスカラーです。

    • 条件付き実行サブシステム内の信号の場合、この値はサブシステムがアクティブになったときの時間を含む配列です。

    時間データの終了時間。スカラーまたは配列として指定します。

    • 条件付き実行サブシステム内以外の信号の場合、この値は Simulink.Timeseries オブジェクトを生成したシミュレーションの終了時間と一致するスカラーです。

    • 条件付き実行サブシステム内の信号の場合、この値はサブシステムが非アクティブになったときの時間を含む配列です。

    サンプル レート。NaN またはスカラーとして返されます。

    • 可変ステップ ソルバーを使用するシミュレーションでログ記録される連続サンプル時間をもつ信号の場合、この値は NaN です。

    • 固定ステップ ソルバーを使用するシミュレーションでログ記録される離散サンプル時間と信号をもつ信号の場合、この値はスカラーです。

    この プロパティ は読み取り専用です。

    時間データのベクトルの長さ。整数として指定します。ベクトルの長さは、シミュレーションでログ記録されるサンプルの数を示します。

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入

    すべて展開する

    R2022b: ModelDataLogs 形式で保存されたデータの読み込みのサポート終了

    R2022b 以降、ModelDataLogs 形式で格納されたデータは読み込めなくなります。これには、Simulink.TimeseriesSimulink.TSArraySimulink.SubsysDataLogs の各オブジェクトに格納されたデータが含まれます。

    ModelDataLogs 形式で格納されたデータは [データセット] 形式に変換できます。詳細については、Dataset 形式へのデータの変換を参照してください。