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Manual Switch

2 つの入力間の切り替え

  • Manual Switch block

ライブラリ:
Simulink / Signal Routing

説明

Manual Switch ブロックは、そのブロックの 2 つの入力のいずれかを選択して出力へ渡すための切り替えスイッチです。入力を切り替えるには、このブロックをダブルクリックします。シミュレーションを開始する前にスイッチを設定するか、シミュレーションの実行中にスイッチを変更することにより、信号の流れを制御します。Manual Switch ブロックは、モデル保存時にそのブロックの現在の状態を保持します。

スイッチをプログラムで切り替えるには、set_param sw プロパティを '0' または '1' に設定します。たとえば、2 番目の入力を出力に接続するには、次を実行します。

set_param(gcb,'sw','0')

最初の入力を出力に接続するには、次を実行します。

set_param(gcb,'sw','1')

メモ

Manual Switch ブロックをダブルクリックしてもブロック ダイアログ ボックスは開きません。代わりに、入力の選択の切り替えが行われます。

端子

入力

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2 つの入力のうち 1 番目の Manual Switch ブロックへの入力。このブロックは、選択した入力を出力に伝播します。入力信号を選択するには、ブロックをダブルクリックしてスイッチを切り替えます。

データ型: single | double | half | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | Boolean | fixed point | enumerated | bus

2 つの入力のうち 2 番目の Manual Switch ブロックへの入力。このブロックは、選択した入力を出力に伝播します。入力信号を選択するには、ブロックをダブルクリックしてスイッチを切り替えます。

データ型: single | double | half | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | Boolean | fixed point | enumerated | bus

出力

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1 番目または 2 番目のいずれかの入力信号から伝播された出力信号。

データ型: single | double | half | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | Boolean | fixed point | enumerated | bus

パラメーター

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ブロック パラメーターを表示するには、ブロックを右クリックして [ブロック パラメーター (ManualSwitch)] を選択します。

このチェック ボックスをオンにすると、異なるサイズの入力が許可され、選択された入力信号のサイズが出力信号に伝播されます。このチェック ボックスをオフにすると、ブロックは、スカラー入力を拡張して、同じ次元を非スカラー入力としてもつようにします。入力とパラメーターのスカラー拡張を参照してください。

プログラムでの使用

パラメーター: varsize
型: 文字ベクトル
値: 'on' | 'off'
既定の設定: 'off'

サンプルの時間間隔を指定します。サンプル時間を継承するには、このパラメーターを -1 に設定します。詳細については、サンプル時間の指定を参照してください。

依存関係

このパラメーターは、-1 以外の値に設定した場合にのみ表示されます。詳細は、サンプル時間が推奨されないブロックを参照してください。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: SampleTime
型: string スカラーまたは文字ベクトル
既定の設定: "-1"

ブロックの特性

データ型

Boolean | bus | double | enumerated | fixed point | half | integer | single | string

直達

はい

多次元信号

はい

可変サイズの信号

はい

ゼロクロッシング検出

いいえ

拡張機能

固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。

バージョン履歴

R2006a より前に導入