Ground
未接続の入力端子を接地
ライブラリ:
Simulink /
Commonly Used Blocks
Simulink /
Sources
HDL Coder /
Sources
説明
Ground ブロックは、入力端子が他のブロックに接続されていないブロックを接続します。未接続の入力端子をもつブロックを含むシミュレーションを実行すると、ソフトウェアによって警告が表示されます。Ground ブロックを使って未接続のブロックを接地することで、これらの警告を防止できます。
固定小数点データ型の処理
固定小数点データ型を処理するときに、固定小数点データ型で 0 を正確に表すことができないインスタンスが存在する場合があります。こうした場合、Ground ブロックは 0 に可能な限り近い非ゼロ値を出力します。この動作は非零のバイアスの固定小数点データ型にのみ適用されます。次の式は 0 を表すことのできない固定小数点データ型の例です。
fixdt(0, 8, 1, 1)
— スロープが 1、バイアスが 1 の8 ビット符号なし型fixdt(1, 8, 6, 3)
— スロープが 6、バイアスが 3 の8 ビット符号付き型
列挙データ型の処理
列挙データ型を処理するときは、Ground ブロックは列挙の既定値を出力します。この動作は、以下に該当するかどうかによって適用されます。
列挙で 0 を表現できる
列挙の既定値は 0
列挙型に既定値がない場合、Ground ブロックは型定義の最初の列挙値を出力します。
例
端子
出力
ブロックの特性
データ型 |
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直達 |
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多次元信号 |
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可変サイズの信号 |
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ゼロクロッシング検出 |
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拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入