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gcs

現在のシステムのパス名を取得

構文

説明

gcs は、"現在のシステム" のパス名を返します。

現在のシステムとは、次のいずれかです。

  • 編集中は、最後にクリックしたサブシステム、または最後にクリックしたブロックを含むサブシステム。最後にクリックしたものがモデルの階層構造の最上位にある場合は、現在のシステムはモデルです。

  • S-Function ブロックを含むモデルのシミュレーションの実行中は、現在評価されている S-Function ブロックを含むサブシステム。評価されている S-Function がモデルの階層構造の最上位にある場合は、現在のシステムはモデルです。

  • コールバックが呼び出されたときは、コールバックを実行しているモデル、サブシステム、またはブロック。

  • 関数 MaskInitialization の評価中は、マスクが評価されているブロックを含むサブシステム。マスクがモデルの階層構造の最上位にある場合は、現在のシステムはモデルです。

  • load_system を使用して最後にメモリに読み込まれたモデル。load_system を最初に使用した場合にのみ、モデルが現在のシステムになります。

現在のモデルを取得するには、bdroot を使用します。

現在のシステムを含むモデルを閉じると、開かれているまたは読み込まれている別のモデルが現在のシステムになります。新しい現在のシステムを調べるには、gcs を使用します。

現在のシステムを明示的に設定するには、次のいずれかを実行します。

  • Simulink® のルート モデルで、'CurrentSystem' パラメーターを指定して set_param を使用します。次に例を示します。

    set_param(0,'CurrentSystem','mymodel')

  • MATLAB® コマンド プロンプトで、open_system またはモデル名を使用してモデルを開きます。

すべて折りたたむ

例を開きます。次に、sldemo_fuelsys/fuel_rate_control/airflow_calc サブシステムを開きます。

load_system('sldemo_fuelsys')
open_system('sldemo_fuelsys/fuel_rate_control/airflow_calc')

Pumping Constant ブロックをクリックします。

最後に選択したブロックを含むモデルのパスを取得します。

gcs
ans = 
'sldemo_fuelsys/fuel_rate_control/airflow_calc'

例を開きます。次に、f14 model. を読み込みます。

load_system('f14')

現在のシステムを取得します。

gcs
ans = 
'f14'

vdp model. モデルを読み込みます。

load_system('vdp')

現在のシステムを取得します。

gcs
ans = 
'vdp'

vdp をメモリからクリアします。

close_system('vdp')

f14 が現在のシステムになります。これは、このモデルが vdp の前に現在のシステムであったためです。

変更を確認するには、現在のシステムを取得します。

gcs
ans = 
'f14'

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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