Main Content

etrace

メソッドに出入りする際に情報を表示するようにシミュレーション デバッグ セッションを構成する

説明

etrace lvl は、lvl に指定された値に従って、特定のメソッドに対してメソッドのトレースを構成します。トレース対象を以下とするようにシミュレーション デバッグ セッションを構成できます。

  • メソッドなし

  • モデル メソッド

  • モデル メソッドとシステム メソッド

  • モデル メソッド、ブロック メソッド、システム メソッド

シミュレーション デバッグ セッションでは、シミュレーションがトレース対象のメソッドに出入りするたびに情報が表示されます。表示される情報には、現在のシミュレーション時間、シミュレーションがメソッドに入ったのかメソッドから出たのか、メソッド名、メソッド ID、およびメソッドが属するモデル、システム、またはブロックの名前が含まれます。

  • プログラムでシミュレーション デバッグ セッションを開始すると、情報は MATLAB® コマンド ウィンドウに表示されます。

  • Simulink® エディターを使用してシミュレーション デバッグ セッションを開始すると、情報は診断ビューアーに表示されます。

この関数は、次の方法で開始されたシミュレーション デバッグ セッションで使用できます。

  • 対話形式で Simulink ツールストリップを使用

  • プログラムで関数 sldebug を使用

  • プログラムで関数 sim を使用して名前と値の引数 'debug' を指定

メモ

この関数は、プログラムで開始されたシミュレーション デバッグ セッション、およびタイム ステップ内で一時停止中の対話型シミュレーション デバッグ セッションに対してのみ使用できます。

入力引数

すべて折りたたむ

トレースするメソッド。次のオプションのいずれかとして指定します。

  • 0 — メソッドなし

  • 1 — モデル メソッド

  • 2 — モデル メソッドとシステム メソッド

  • 3 — モデル メソッド、システム メソッド、ブロック メソッド

ヒント

シミュレーション デバッグ セッションを対話形式で開始するには、モデルに 1 つ以上のブレークポイントを追加し、[ブレークポイント リスト][タイム ステップ内で一時停止] が選択されていることを確認します。シミュレーションがブレークポイントで一時停止したときに、stop コマンドなど、プログラムによるデバッグ コマンドの一部を MATLAB コマンド ウィンドウで使用できます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入