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Chirp Signal

周波数が増加する正弦波の生成

  • Chirp Signal block

ライブラリ:
Simulink / Sources

説明

Chirp Signal ブロックは、周波数が時間に比例して線形的に増加する正弦波を生成します。このブロックは、非線形システムのスペクトル解析に使用できます。このブロックはスカラーまたはベクトルの出力を生成します。

[初期周波数][ターゲット時間]、および [ターゲット時間の周波数] パラメーターによって、ブロックの出力が決まります。これらの変数の一部またはすべてをスカラーまたは配列として指定できます。配列として指定するパラメーターは、すべてが同じ次元でなければなりません。ブロックは、配列パラメーターと同じ次元になるようにスカラー パラメーターを拡張します。ブロックの出力は、ベクトル パラメーターを 1 次元として解釈 チェック ボックスをオンにしない限り、パラメーターと同じ次元をもちます。このチェック ボックスをオンにし、パラメーターが行ベクトルまたは列ベクトルの場合、ブロックはベクトル (1 次元 配列) 信号を出力します。

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この例では、Chirp Signal ブロックで生成された信号のランニング最小値を追跡する方法を示します。

Chirp Signal ブロックは、周波数が時間に比例して線形的に増加する正弦波を生成します。MinMax Running Resettable ブロックは、時間の経過に対するチャープ信号の最小値を追跡します。ランニング最小値は、Pulse Generator ブロックで 5 秒おきにリセットされます。

制限

  • シミュレーションの開始時間は 0 でなければなりません。これを確認するには、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの ソルバー ペインに移動し、[開始時間] フィールドを参照します。

  • Enabled Subsystem 内にある Chirp Signal ブロックを使用するとします。サブシステムがイネーブルのとき、ブロックの出力は、サブシステムがシミュレーションの間中イネーブルだった場合に表示される内容と一致します。

端子

出力

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周波数が時間に比例して線形的に増加する正弦波。チャープ信号は、スカラー、ベクトル、行列、または N 次元配列にすることができます。

データ型: double

パラメーター

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信号の初期周波数。スカラー、ベクトル、行列または N 次元配列として指定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: f1
型: 文字ベクトル
値: スカラー | ベクトル | 行列 | N 次元配列
既定の設定: '0.1'

周波数が [ターゲット時間の周波数] パラメーター値に達する時間 (秒単位)。[ターゲット時間] をスカラー、ベクトル、行列または N 次元配列として指定します。ターゲット時間に到達すると、周波数は継続的に同じ割合で変化します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: T
型: 文字ベクトル
値: スカラー | ベクトル | 行列 | N 次元配列
既定の設定: '100'

ターゲット時間の信号の周波数 (Hz)。スカラー、ベクトル、行列または N 次元配列として指定します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: f2
型: 文字ベクトル
値: スカラー | ベクトル | 行列 | N 次元配列
既定の設定: '1'

このチェック ボックスをオンにする場合、[初期周波数][ターゲット時間]、および [ターゲット時間の周波数] パラメーターに指定した列または行の行列値が、行要素または列要素をもつベクトル出力となります。詳細については、ソース ブロックの出力の次元の決定を参照してください。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: VectorParams1D
型: 文字ベクトル
値: 'on' | 'off'
既定の設定: 'on'

ブロックの特性

データ型

double

直達

いいえ

多次元信号

いいえ

可変サイズの信号

いいえ

ゼロクロッシング検出

いいえ

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

トピック