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boolean データ (対 double) として論理信号を処理

説明

論理信号を生成するブロックの出力データ型を制御します。

カテゴリ: Simulation Target

設定

既定の設定: オン

オン

論理信号を生成するブロックによって boolean データ型の信号が出力されます。これにより、生成されたコードに必要なメモリ量を削減できます。

オフ

論理信号を生成するブロックによって double データ型の信号が出力されます。これにより、以前のバージョンの Simulink® ソフトウェアによって作成されたモデルとの互換性を確保できます。

ヒント

  • このオプションを [オン] に設定すると、生成されたコードに必要なメモリ量を削減できます。これは、double 信号が 8 バイトの記憶領域を必要とするのに対し、boolean 信号には 1 バイトしか必要ないためです。

  • このオプションを [オフ] に設定すると、double 型の信号しかサポートしなかった旧バージョンの Simulink ソフトウェアによって作成されたモデルを現行バージョンの Simulink で実行できるようになります。

  • この最適化は次のブロックに影響します。

    • Logical Operator ブロック – このパラメーターは、[出力データ型] パラメーターが [継承: 論理 (コンフィギュレーション パラメーターの最適化を参照)] を指定する Logical Operator ブロックにのみ影響します。このパラメーターが選択されている場合、これらのブロックは boolean データ型の信号を出力します。それ以外の場合は、double データ型の信号が出力されます。

    • Relational Operator ブロック – このパラメーターは、[出力データ型] パラメーターが [継承: 論理 (コンフィギュレーション パラメーターの最適化を参照)] を指定する Relational Operator ブロックにのみ影響します。このパラメーターが選択されている場合、これらのブロックは boolean データ型の信号を出力します。それ以外の場合は、double データ型の信号が出力されます。

    • Combinatorial Logic ブロック – このパラメーターが選択されている場合、Combinatorial Logic ブロックは boolean データ型の信号を出力します。それ以外の場合は、double データ型の信号が出力されます。このルールの例外の詳細については、"Simulink リファレンス" の Combinatorial Logic を参照してください。

    • Hit Crossing ブロック – このパラメーターが選択されている場合、Hit Crossing ブロックは boolean データ型の信号を出力します。それ以外の場合は、double データ型の信号が出力されます。

依存関係

  • このパラメーターは、double 型の信号しかサポートしていないバージョンの Simulink ソフトウェアで作成したモデルに対しては無効になります。

コマンド ライン情報

パラメーター: BooleanDataType
値: 'on' | 'off'
既定の設定: 'on'

推奨設定

アプリケーション設定
デバッグ影響なし
トレーサビリティ影響なし
効率性オン
安全対策オン

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