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latc2tf

ラティス フィルター係数から伝達関数形式への変換

説明

[b,a] = latc2tf(k,v) は、ラティス係数 k とラダー係数 v で指定された IIR ラティス-ラダー フィルターに対応する伝達関数の係数 ba を返します。

[b,a] = latc2tf(k,iiroption) は、全極 IIR フィルター伝達関数またはオールパス IIR フィルター伝達関数を生成するオプションを指定します。

b = latc2tf(k,firoption) は、最小位相 FIR フィルター、最大位相 FIR フィルター、または一般 FIR フィルターを生成するオプションを指定します。

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ラティス係数を伝達関数形式に変換します。最大位相 FIR フィルターを生成するには、フィルター オプションを "max" として指定します。

k = [1/6 1/1.4];
b = latc2tf(k,"max")
b = 1×3

    0.7143    0.2857    1.0000

生成されたフィルターが最大位相であることを確認します。

ismaxphase(b)
ans = logical
   1

入力引数

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ラティス係数。ベクトルとして指定します。

データ型: single | double

ラダー係数。ベクトルとして指定します。

データ型: single | double

IIR フィルター オプション。"allpole" または "allpass" として指定します。関連する全極 IIR ラティス フィルター係数 k から全極フィルター伝達関数を取得するには、iiroption"allpole" として指定します。関連するオールパス IIR ラティス フィルター係数 k からオールパス フィルター伝達関数を取得するには、iiroption"allpass" として指定します。

データ型: char | string

FIR フィルター オプション。次のいずれかとして指定します。

  • "min" — 関連する最小位相 FIR ラティス フィルター係数 k から最小位相 FIR フィルターを取得します。

  • "max" — 関連する最大位相 FIR ラティス フィルター係数 k から最大位相 FIR フィルターを取得します。

  • "FIR" — 関連するラティス フィルター係数 k から一般 FIR フィルターを取得します。このオプションは、iiroption または firoption を指定しないことと等価です。

データ型: char | string

出力引数

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伝達関数の係数。ベクトルとして返されます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入