レポート生成の問題のトラブルシューティング
メモリの使用法
Report Generator™ ソフトウェアには、ドキュメント生成用に 2 つのコンバーターがあります。一方は Java® ヒープ メモリを使用し、もう一方は使用しません。
Java ヒープ メモリの問題を回避するには、Java ヒープ メモリを使用しないコンバーターを使用してレポートを生成します。これを行うには、レポートの [レポート オプション] で [ファイル形式] をいずれかの (テンプレートを使用)
オプション ([HTML (テンプレートを使用)]
など) に設定します。
他のいずれかのオプションを選択する場合は、Java ヒープ メモリを使用するコンバーターを使用することになり、メモリの問題が発生する可能性があります。既定では、MATLAB® によって Oracle® Java 仮想マシン (JVM®) ソフトウェアが割り当て可能なメモリ量に 384 MB の制限が設定されています。レポート生成プロセスでドキュメントの作成に使用するメモリは、この制限内に収まらなければなりません。大きなレポートの処理中に問題が発生する場合、ソフトウェアが割り当て可能なメモリ量を以下のようにして増加させることができます。
デスクトップなしで MATLAB を実行する
メモリ割り当て制限を増やす
デスクトップなしでの MATLAB の実行
デスクトップなしで MATLAB ソフトウェアを実行するには、-nodesktop
オプションを使用して MATLAB を起動します。この場合、report
コマンドを使用してコマンド ラインからレポートを生成しなければなりません。
MATLAB JVM メモリ割り当て制限を増やす
MATLAB JVM メモリ割り当て制限を増やして利用可能な JVM メモリ量を増やすには、MATLAB ツールストリップの [ホーム] タブにある [環境] セクションで [基本設定] をクリックします。[一般] 、 [Java ヒープ メモリ] を使用してメモリを増やします。
UNIX システムにおける HTML レポートの表示
一部の UNIX® プラットフォームでは、Report Generator Web ビューアーに HTML レポートが表示されない可能性があります。その場合は、外部ブラウザーを起動するように Report Generator ソフトウェアを設定します。
レポート エクスプローラーで [ファイル] 、 [基本設定] をクリックします。
[表示コマンド] フィールドでこのコマンドを入力します。ここで、file name はレポート設定ファイルの名前です。
web(rptgen.file2urn('%file name'), '-browser')