Link
リンクのアンカーまたはポインターのレポートへの挿入
説明
このコンポーネントは、リンクのアンカーまたはポインターをレポートに挿入します。
PDF レポートでは、MATLAB® からレポートを開いた場合 (たとえば、レポートの生成直後にそれを開いた場合)、リンクが機能しません。ただし、MATLAB の外で (たとえば、Adobe® Acrobat® から) PDF レポートを開いた場合、リンクは正しく機能します。
プロパティ
リンクタイプ: レポートに挿入するリンクのタイプを選択します。オプションは次のとおりです。
アンカーのリンク
: アンカーへのリンクを指定します。内部のドキュメント リンク
: レポート内の場所を指定します (アンカーによる指定)。URL (外部の) リンク
: Web サイトへのリンク、または生成されたレポートから実行する MATLAB コマンドへのリンクを指定します。
リンク識別子: リンクが指す場所を示します。ASCII 文字のみを含めることができます。また、生成されたレポートには表示されません。
Web リンクの場合、リンク識別子のオプションは状況に応じて異なります。それらの形式は、選択したリンク タイプによって異なります。たとえば、外部ファイル
foo.txt
にリンクするには、次のようにリンク識別子を指定します。UNIX® システムの場合:
file:///home/janedoe/foo.txt
Microsoft® Windows® システムの場合:
H:\foo.txt
MATLAB コマンドへのリンクの場合、
matlab:
に続けてスペースを入力し、リンクで実行させたい MATLAB コマンドを入力します。リンク テキスト: リンクで使用するテキストを指定します。
リンク テキストを強調する: リンク テキストをイタリックにします。
例
外部 Web サイトへのリンク
setedit
コマンドでレポート エクスプローラーを開きます。右側のプロパティ ペインで、[新規レポート ファイルの作成と編集] をクリックします。
中央のライブラリ ペインの [形式] カテゴリで、テキスト コンポーネントを選択し、[現在のレポートにコンポーネントを追加します] アイコンをクリックします。
プロパティ ペインで、
Open the
と入力します (テキストの最後に空白を追加します)。ライブラリ ペインの [形式] カテゴリで、リンク コンポーネントを選択し、[現在のレポートにコンポーネントを追加します] アイコンをクリックします。
プロパティ ペイン:
[リンク タイプ] を
[URL (外部の) リンク]
に設定します。[リンク識別子] に
https://www.mathworks.com
と入力します。[リンク テキスト] に
MathWorks Web site
と入力します。
レポートを生成します。
リンクをクリックして、MathWorks® の Web サイトを開きます。
レポート内の別の場所へのリンク
MATLAB コマンド ラインで
setedit magic-square.rpt
と入力します。左側のアウトライン ペインでタイトル ページ コンポーネントを選択します。
中央のライブラリ ペインの [形式] カテゴリで、リンク コンポーネントを選択し、[現在のレポートにコンポーネントを追加します] アイコンをクリックします。
プロパティ ペイン:
[リンク タイプ] を
[アンカーのリンク]
に設定します。[リンク識別子] に
explanation
と入力します。
コンテンツ ペインに、リンク コンポーネントが
Anchor - explanation
として表示されます。アウトライン ペインの 2 番目の章コンポーネントの下にある、実行コンポーネントを選択します。
ライブラリ ペインの [形式] カテゴリで、段落コンポーネントを選択し、[現在のレポートにコンポーネントを追加します] アイコンをクリックします。
ライブラリ ペインの [形式] カテゴリで、リンク コンポーネントを選択し、[現在のレポートにコンポーネントを追加します] アイコンをクリックします。
プロパティ ペイン:
[リンク タイプ] を
[内部のドキュメント リンク]
に設定します。[リンク識別子] に
explanation
と入力します。[リンク テキスト] に
For a detailed explanation, click here
と入力します。
レポートを生成します。
リンクをクリックして、レポートの上の方にある次の箇所に移動します。"Chapter 1. Magic Squares Explained."
モデルへのリンク
この例では、レポートから Simulink® モデルへのリンクを追加する方法を示します。このレポートを作成して実行するには、Simulink がインストールされていなければなりません。
setedit
コマンドでレポート エクスプローラーを開きます。レポート ライブラリの
data (\examples\rptgenext)
で、simulink-default.rpt
を選択して開きます。コンポーネント ライブラリの [形式] で、段落コンポーネントを選択し、それをレポート設定ファイルのモデル ループの章コンポーネントの後に追加します。
新しい段落コンポーネントの後にリンク コンポーネントを追加します。次のプロパティを設定します。
[リンク タイプ] を
[URL (外部の) リンク]
に設定します。[リンク識別子] に
matlab:open_system('%<RptgenSL.getReportedModel()>')
と入力します。[リンク テキスト] に
Open model
と入力します。
レポートを生成します。
レポートからモデルを開くには、リンクをクリックします。
レポートへの挿入
あり。テキストまたはアンカー。
クラス
rptgen.cfr_link