Main Content

Op-Amp

理想的な演算増幅器

  • Op-Amp block

ライブラリ:
Simscape / Foundation Library / Electrical / Electrical Elements

説明

Op-Amp ブロックは、理想的な演算増幅器 (オペアンプ) をモデル化したものです。次の図に実装の概略図を示します。

Implementation schematic of the Op-Amp block

ブロックの実装は次の仮定に基づきます。

  • 理想的なオペアンプの増幅率 A は無限であると仮定される

  • 有限の出力については V1 = 0 でなければならない

  • 理想的なオペアンプは p から n への電流がゼロ (i1 = 0) である

これらの仮定から、ブロックの方程式は次のようになります。

equations
    v1 == p.v - n.v;
    v1 == 0;
    i1 == 0;
end

詳細については、ブロックのダイアログ ボックスの [説明] タブで [ソース コード] リンクをクリックしてください。

このブロックにはパラメーターはありません。ただし、シミュレーションの前に [出力ノードへの電流] の変数を初期化できます。詳細については、ブロックレベルの変数の初期化を参照してください。

変数

シミュレーションの前にブロック変数の優先順位と初期ターゲット値を設定するには、ブロックのダイアログ ボックスまたはプロパティ インスペクターの [初期ターゲット] セクションを使用します。詳細については、ブロック変数の優先順位と初期ターゲットの設定を参照してください。

ノミナル値は、モデル内で予想される変数の大きさを指定する方法を提供します。ノミナル値に基づくシステムのスケーリングを使用すると、シミュレーションのロバスト性が向上します。ノミナル値はさまざまなソースから得られます。その 1 つがブロックのダイアログ ボックスまたはプロパティ インスペクターの [ノミナル値] セクションです。詳細については、ブロック変数のノミナル値の変更を参照してください。

端子

保存

すべて展開する

オペアンプの正の端子に関連付けられた電気量保存端子。

オペアンプの負の端子に関連付けられた電気量保存端子。

オペアンプの出力ノードに関連付けられた電気量保存端子。

端子名はブロック アイコン内には表示されませんが、ブロック ダイアログ ボックスの [説明] タブで [ソース コード] リンクをクリックすると、基となるソース ファイルで名前を確認できます。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2007a で導入