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Inertia

理想的な機械回転慣性

  • Inertia block

ライブラリ:
Simscape / Foundation Library / Mechanical / Rotational Elements

説明

Inertia ブロックは、次の方程式で記述される理想的な機械回転慣性を表します。

T=Jdωdt

ここで、

  • T は慣性トルクです。

  • J は慣性です。

  • ω は角速度です。

  • t は時間です。

既定では、このブロックには 1 つの機械並進保存端子があります。このブロックの正方向はその端子から基準点です。つまり、慣性トルクは、慣性が正方向に加速する場合に正となります。

アプリケーションによっては、慣性をブロック線図のレイアウト内の他の要素と直列に表示することが慣用となっています。このユース ケースをサポートするため、[視覚的な端子の数] パラメーターを使用して、ブロック アイコンの反対側に 2 番目の端子を表示できます。この 2 端子バリアントは単に視覚的なものです。2 つの端子は同じ角速度のため、1 端子でも 2 端子でもブロックの機能はまったく同じです。ブロック アイコンは [視覚的な端子の数] パラメーターの値に応じて変わります。

視覚的な端子の数ブロック アイコン

1

2

変数

シミュレーションの前にブロック変数の優先順位と初期ターゲット値を設定するには、ブロックのダイアログ ボックスまたはプロパティ インスペクターの [初期ターゲット] セクションを使用します。詳細については、ブロック変数の優先順位と初期ターゲットの設定を参照してください。

ノミナル値は、モデル内で予想される変数の大きさを指定する方法を提供します。ノミナル値に基づくシステムのスケーリングを使用すると、シミュレーションのロバスト性が向上します。ノミナル値はさまざまなソースから得られます。その 1 つがブロックのダイアログ ボックスまたはプロパティ インスペクターの [ノミナル値] セクションです。詳細については、ブロック変数のノミナル値の変更を参照してください。

端子

保存

すべて展開する

慣性を物理ネットワークに接続する機械回転保存端子。

慣性をブロック線図内の他の要素と直列に接続できるようにする 2 番目の機械回転保存端子。この端子は端子 I に剛結合されるため、1 端子と 2 端子のブロック表現の違いは単純に視覚的なものです。

依存関係

この端子を有効にするには、[視覚的な端子の数] パラメーターを [2] に設定します。

パラメーター

すべて展開する

慣性の値。シミュレーション中、慣性は一定です。

このブロックを回路の他の部分に接続する方法を選択します。

  • 1 — ブロックは機械回転回路に接続する保存端子を 1 つもちます。ブロックの端子が 1 つの場合、他の 2 つのブロックの間の接続ラインに接続します。

  • 2 — このオプションを選択すると、2 番目の端子が公開され、回路の他のブロックと直列にブロックを接続できるようになります。2 つの端子は剛結合されて同じ角速度のため、ブロックの機能は端子が 1 つの場合とまったく同じです。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2007a で導入