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setDirectory

指定した IFD を現在の IFD に設定

説明

setDirectory(t,dirNum) は、dirNum で指定されたイメージ ファイル ディレクトリ (IFD) を現在の IFD として設定します。Tiff オブジェクト関数は、現在の IFD に対して機能します。

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TIFF ファイル内のイメージ ファイル ディレクトリ (IFD) で移動し、複数の IFD からタグまたはイメージ データを取得します。

3 つの IFD があるファイル example.tifTiff オブジェクトを作成し、現在の IFD のディレクトリ インデックス番号をファイル内に表示します。

t = Tiff('example.tif','r');
currentDirectory(t)
ans = 1

現在の IFD を 2 に変更し、ImageDescription タグの値を取得します。

setDirectory(t,2);
getTag(t,'ImageDescription')
ans = 
'First image converted to grayscale.'

現在の IFD を 3 に変更し、ImageDescription タグの値を取得します。

setDirectory(t,3);
getTag(t,'ImageDescription')
ans = 
'Credit:  Jeff Mather and Alex Taylor.'

Tiff オブジェクトを閉じます。

close(t);

入力引数

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TIFF ファイルを表す Tiff オブジェクト。このオブジェクトを作成するには、関数 Tiff を使用します。

ディレクトリ インデックス番号。1 ベースの正の整数として指定します。

例: 2

データ型: double

アルゴリズム

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参照

この関数は、LibTIFF C API の関数 TIFFSetDirectory に相当します。この関数を使用するには、TIFF の仕様とテクニカル ノートに精通していなければなりません。このドキュメンテーションは LibTIFF - TIFF Library and Utilities で参照してください。

バージョン履歴

R2009b で導入