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path

検索パスの表示または変更

説明

path は、pathdef.m に格納されている MATLAB® 検索パスを示します。

path(newpath) は検索パスを newpath に変更します。

path(oldpath,newfolder) は、newfolder フォルダーを検索パスの末尾に追加します。newfolder が既に検索パス上にある場合、path(oldpath,newfolder) は、newfolder を検索パスの末尾に移動します。複数のフォルダーを追加するには、関数 addpath を使用します。

path(newfolder,oldpath) は、newfolder フォルダーを検索パスの先頭に追加します。newfolder が既に検索パス上にある場合、path(oldpath,newfolder) は、newfolder を検索パスの先頭に移動します。

p = path(___) は MATLAB 検索パスを文字ベクトルとして返します。この構文では、前述の構文の入力引数を任意に組み合わせて使用できます。

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MATLAB R2017a がインストールされているとします。検索パスを表示します。

path
		MATLABPATH

	C:\Program Files\MATLAB\R2017a\toolbox\matlab\datafun
	C:\Program Files\MATLAB\R2017a\toolbox\matlab\datatypes
	C:\Program Files\MATLAB\R2017a\toolbox\matlab\elfun
	C:\Program Files\MATLAB\R2017a\toolbox\matlab\elmat
	C:\Program Files\MATLAB\R2017a\toolbox\matlab\funfun
	C:\Program Files\MATLAB\R2017a\toolbox\matlab\general
	C:\Program Files\MATLAB\R2017a\toolbox\matlab\iofun
	C:\Program Files\MATLAB\R2017a\toolbox\matlab\lang
	C:\Program Files\MATLAB\R2017a\toolbox\matlab\matfun
...

Microsoft® Windows® システムで、c:\tools\goodstuff フォルダーを検索パスの末尾に追加します。

oldpath = path;
path(oldpath,'c:\tools\goodstuff')

UNIX® システムで、/home/tools/goodstuff フォルダーを検索パスの先頭に追加します。

oldpath = path;
path('/home/tools/goodstuff',oldpath)

検索パスに my_files フォルダーを一時的に追加し、その後 my_filesmy_function を実行します。

oldpath = path;
path(oldpath,'my_files')
my_function

以前の検索パスを復元します。

path(oldpath)

入力引数

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新しい MATLAB 検索パス。文字配列または string 配列として指定します。

MATLAB は、'.'、'..'、およびターゲットの場所へのシンボリック リンクを含むすべてのパス名を解決してから、パスに追加します。これにより、MATLAB パスの各エントリが一意のフォルダー位置を必ず表すようになります。たとえば、newpathc:\matlab\..\work が含まれている場合、新しい MATLAB 検索パスには c:\work が含まれます。

データ型: char | string

既存の MATLAB 検索パス。path コマンドにより返される文字配列または string 配列として指定します。

データ型: char | string

MATLAB 検索パスに追加する新しいフォルダー。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。

データ型: char | string

代替機能

関数 path を使用する代わりに、[パスの設定] ダイアログ ボックスが使用できます。[パスの設定] ダイアログ ボックスを開くには、[ホーム] タブの [環境] セクションで、[パスの設定] をクリックします。

また、関数 addpath を使用して検索パスに複数のフォルダーを追加することもできます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入