matlab.commandwindow 設定
コマンド ウィンドウの外観とその出力は matlab.commandwindow
設定を使用して変更できます。関数 settings
で返されるルート SettingsGroup
オブジェクトを使用して matlab.commandwindow
設定にアクセスします。たとえば、コマンド ウィンドウで行間隔の一時的な値を 'compact'
に設定します。
s = settings;
s.matlab.commandwindow.DisplayLineSpacing.TemporaryValue = 'compact'
設定の詳細については、設定へのアクセスと変更を参照してください。
matlab.commandwindow
NumericFormat
— 出力の表示形式
short
(既定値) | long
| shortE
| longE
| ...
出力表示形式。次のオプションのいずれかとして指定します。
| 結果 | 例 |
---|---|---|
| 小数点以下 4 桁の short 型固定小数点形式。 | 3.1416 |
|
| 3.141592653589793 |
| 小数点以下 4 桁の short 型科学表記。 | 3.1416e+00 |
|
| 3.141592653589793e+00 |
| short 型の固定小数点形式または科学表記のいずれかコンパクトな方。合計 5 桁。 | 3.1416 |
| long 型の固定小数点形式または科学表記のいずれかコンパクトな方。 | 3.14159265358979 |
| 小数点以下 4 桁の short 型工学表記法 (指数が 3 の倍数)。 | 3.1416e+000 |
| 有効桁数 15 桁の long 型工学表記法 (指数が 3 の倍数)。 | 3.14159265358979e+000 |
| 正、負およびゼロの要素それぞれが | + |
| 小数点以下 2 桁の通貨形式。 | 3.14 |
| バイナリ倍精度数の 16 進数表現。 | 400921fb54442d18 |
| 小さな整数の比率。 | 355/113 |
例: s.matlab.commandwindow.NumericFormat.TemporaryValue = 'shortE'
DisplayLineSpacing
— 出力表示の行間隔
'loose'
(既定値) | 'compact'
出力表示の行間隔。'loose'
または 'compact'
として指定します。コマンド ウィンドウの出力で空行を表示しない場合は compact
、空行を表示する場合は loose
を指定します。
例: s.matlab.commandwindow.DisplayLineSpacing.TemporaryValue = 'compact'
UseEightyColumnDisplayWidth
— 80 文字の表示幅を使用
0
(既定値) | 1
80 文字の表示幅を使用。0
または 1
として指定します。1
に設定すると、コマンド ウィンドウの行列出力の幅が 80 文字に制限されます。
例: s.matlab.commandwindow.UseEightyColumnDisplayWidth.TemporaryValue = 1
matlab.commandwindow.suggestions
ShowAutomatically
— MATLAB® Online™ で候補を自動的に表示
1
(既定値) | 0
MATLAB Online で候補を自動的に表示するかどうか。1
または 0
として指定します。
1
に設定すると、MATLAB Online のコマンド ウィンドウで入力中に候補が表示されます。0
に設定すると、Ctrl+Space または Tab キーを押したときにのみ候補が表示されます。
コードの候補と補完の詳細については、入力時の構文チェックを参照してください。
例: s.matlab.commandwindow.suggestions.ShowAutomatically.TemporaryValue = 0
ShowOnTab
— MATLAB Online で Tab キー押下時に候補を表示
1
(既定値) | 0
MATLAB Online で Tab キー押下時に候補を表示するかどうか。1
または 0
として指定します。
1
に設定すると、MATLAB Online のコマンド ウィンドウで Tab キーを押したときに候補が表示されます。0
に設定すると、Ctrl+Space を押したときにのみ候補が表示されます。
コードの候補と補完の詳細については、入力時の構文チェックを参照してください。
例: s.matlab.commandwindow.suggestions.ShowOnTab.TemporaryValue = 0
AcceptOnRightArrow
— MATLAB Online で右矢印キー押下時に候補を確定
1
(既定値) | 0
MATLAB Online で右矢印キー押下時に候補を確定するかどうか。1
または 0
として指定します。
1
に設定すると、MATLAB Online のコマンド ウィンドウで右矢印キーを押したときに候補が確定されます。0
に設定すると、Tab キーと Enter キーを使用したときにのみ候補が確定されます。
コードの候補と補完の詳細については、入力時の構文チェックを参照してください。
例: s.matlab.commandwindow.suggestions.AcceptOnRightArrow.TemporaryValue = 0
バージョン履歴
R2020b で導入