instrfind
(削除予定) メモリから MATLAB ワークスペースにシリアル ポート オブジェクトを読み取る
このオブジェクト関数 serial
は将来のリリースで削除される予定です。代わりにオブジェクト関数 serialport
を使用してください。コードの更新の詳細については、互換性についての考慮事項を参照してください。
構文
out = instrfind
out = instrfind('PropertyName
',PropertyValue,...)
out = instrfind(S)
out = instrfind(obj,'PropertyName
',PropertyValue,...)
説明
out = instrfind
はすべての正しいシリアル ポート オブジェクトを配列として out
に返します。
out = instrfind('
はプロパティ名とプロパティ値が指定されたものと一致するシリアル ポート オブジェクトの配列を返します。PropertyName
',PropertyValue,...)
out = instrfind(S)
はプロパティ名とプロパティ値が構造体 S
で定義されたものと一致するシリアル ポート オブジェクトの配列を返します。S
のフィールド名はプロパティ名で、フィールド値は関連したプロパティ値です。
out = instrfind(obj,'
はプロパティの名前と値のペアの一致の検索を PropertyName
',PropertyValue,...)obj
でリストされているシリアル ポート オブジェクトに制限します。
例
Windows® プラットフォームで次の 2 個のシリアル ポート オブジェクトを作成するとします。
s1 = serial('COM1'); s2 = serial('COM2'); set(s2,'BaudRate',4800) fopen([s1 s2])
関数 instrfind
を使って、プロパティ値に基づいてシリアル ポート オブジェクトを返します。
out1 = instrfind('Port','COM1'); out2 = instrfind({'Port','BaudRate'},{'COM2',4800});
関数 instrfind
を使用すると、クリアされたシリアル ポート オブジェクトを MATLAB® ワークスペースに返すこともできます。
clear s1 s2 newobjs = instrfind
Instrument Object Array Index: Type: Status: Name: 1 serial open Serial-COM1 2 serial open Serial-COM2
s1
と s2
の両方を閉じるには、以下のようにします。
fclose(newobjs)
ヒント
関数 get
が返すものと同じ形式を使って、プロパティ値を指定しなければなりません。たとえば関数 get
が Name
プロパティ値を MyObject
として返す場合、関数 instrfind
は myobject
の Name
プロパティ値をもつオブジェクトを検出しません。しかし、文字列値の有限の集合をもつプロパティに対して、大文字と小文字の区別を行いません。たとえば関数 instrfind
は Even
または even
の Parity
プロパティ値をもつオブジェクトを検出します。
関数 instrfind
への呼び出しについて、プロパティ名/値、構造体、cell 配列を同じように使用できます。