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inmem

メモリ内の関数、MEX ファイル、およびクラスの名前

説明

[F,M,C] = inmem は、現在読み込まれている関数、MEX ファイル、およびクラスの名前を返します。

[F,M,C] = inmem("-completenames") は、メモリ内の関数および MEX ファイルのファイル パスと拡張子を含む完全名を返します。クラスについての関数の動作は前の構文と同じになります。

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コードの実行後にメモリ内に残っている関数をリストします。

メモリをクリアし、関数 magic を呼び出します。

clear all
X = magic(100);

現在読み込まれている関数のリストを返します。リストに magic が含まれていることを確認します。

F = inmem;
ismember("magic",F)
ans = logical
   1

MEX 関数 arrayProduct を呼び出し、この関数がメモリ内にあることを確認します。この例を実行するには、サポートされる C コンパイラがシステムにインストールされていなければなりません。

メモリをクリアします。次に、examples フォルダーからソース コードの例をコピーします。

clear all
copyfile(fullfile(matlabroot,"extern","examples","mex","arrayProduct.c"),".","f")

MEX ファイルをビルドしてテストします。出力には、コンパイラ固有の情報が表示されます。

mex arrayProduct.c
s = 5;
A = [1.5 2 9];
B = arrayProduct(s,A)
Building with 'Microsoft Visual C++ 2019 (C)'.
MEX completed successfully.

B =

    7.5000   10.0000   45.0000

現在読み込まれている MEX ファイルのリストを返します。リストに arrayProduct が含まれていることを確認します。

[F1,M1] = inmem;
ismember("arrayProduct",M1)
ans =

  logical

   1

次に、MEX ファイルのファイル パスと拡張子を含む完全名を返します。出力には、現在のフォルダーにある arrayProduct が表示されます。

[F2,M2] = inmem("-completenames");
M2
M2 =

  1×1 cell array

    {'C:\work\MyExamples\arrayProduct.mexw64'}

出力引数

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メモリ内の関数の名前。文字ベクトルの cell 配列として返されます。inmem の呼び出しで "-completenames" を指定すると、戻り値はファイル パスと拡張子を含む完全名になります。

メモリ内の MEX ファイルの名前。文字ベクトルの cell 配列として返されます。inmem の呼び出しで "-completenames" を指定すると、戻り値はファイル パスと拡張子を含む完全名になります。

メモリ内のクラスの名前。文字ベクトルの cell 配列として返されます。inmem の呼び出しで "-completenames" を指定するかどうかに関係なく、戻り値は同じになります。

ヒント

  • inmem"-completenames" 以外の任意のテキスト入力を指定して呼び出すと、入力なしで呼び出した場合と同じ動作になります。

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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