hdf5info
(非推奨) HDF5 ファイルの情報
hdf5info
は推奨されません。代わりに h5info
を使用してください。
構文
fileinfo = hdf5info(filename)
fileinfo = hdf5info(...,'ReadAttributes',BOOL)
[...] = hdf5info(..., 'V71Dimensions', BOOL)
説明
fileinfo = hdf5info(filename)
は、フィールドに HDF5 ファイル filename
の内容に関する情報を含む構造体 fileinfo
を返します。filename
は、HDF5 ファイルの名前を指定する文字ベクトルまたは string スカラーです。
fileinfo = hdf5info(...,'ReadAttributes',BOOL)
は hdf5info
が属性の値を返すか、属性を説明する情報のみを返すかを指定します。既定の設定では、関数 hdf5info
は、属性の値を読み込みます (BOOL
= true
)。
[...] = hdf5info(..., 'V71Dimensions', BOOL)
は以前のバージョンの hdf5info
(MATLAB® 7.1 [R14SP3] 以前) のようにデータセットの次元および属性を報告するかどうかを指定します。BOOL
が true の場合、関数 hdf5info
は、データセットの最初の 2 次元を入れ替えます。この動作は、HDF5 と MATLAB での配列の次元の表現方法の差を考慮するものでした。データセット次元は、HDF5 では行を優先して記述され、MATLAB では列を優先して格納されます。ただし、これらの次元を入れ替えると、ファイルのデータの意味が正しく反映されず、メタデータが無効になることがあります。BOOL
が false (既定の設定) の場合、関数 hdf5info
により返されるデータ次元は、ファイルに書き込まれているようにデータ順を正しく反映します。つまり、出力変数の各次元は、ファイルの同じ次元に一致します。
メモ
'V71Dimensions'
パラメーターを使用して、関数 hdf5read
に返される fileinfo
構造体を渡す場合、関数 hdf5read
で 'V71Dimensions'
パラメーターを指定する必要があります。指定しない場合、関数 hdf5read
は、データセットを読み込むときに新しい動作を使用し、関数 hdf5info
により返される特定のメタデータが、関数 hdf5read
により返される実際のデータと一致しなくなります。
例
fileinfo = hdf5info('example.h5');
HDF5 ファイルの内容の詳細を確認するには、関数 hdf5info
により返される fileinfo
構造体の GroupHierarchy
フィールドを参照してください。
toplevel = fileinfo.GroupHierarchy toplevel = Filename: [1x64 char] Name: '/' Groups: [1x2 struct] Datasets: [] Datatypes: [] Links: [] Attributes: [1x2 struct]
ファイル階層をさらに詳しく調べるには、Groups
フィールドを検証してください。