global
変数のグローバルとしての宣言
説明
global var1 ... varN
は、変数 var1 ... varN
をグローバルなスコープで宣言します。
通常、MATLAB® 関数は、自身のローカル変数をもち、他の関数の変数やベース ワークスペースの変数とは区別されます。しかし、いくつかの関数すべてが特定の変数名を global
として宣言した場合、それらすべてがその変数の 1 つのコピーを共有します。変数の値をある関数内で変更すると、その値はその変数を global として宣言したすべての関数で参照されます。
global
ステートメントをはじめて実行したときにグローバル変数が存在しない場合、グローバル変数は空の 0x0
の行列に初期化されます。
グローバル変数と同じ名前をもつ変数が現在のワークスペースに既に存在する場合、MATLAB は警告メッセージを表示し、その変数の値とスコープをグローバル変数と一致するように変更します。
例
ヒント
グローバル変数をすべてのワークスペースから消去するには、
clear global
variable
を使用します。グローバル変数を現在のワークスペースから消去するが、他のワークスペースでは消去しない場合、
clear
variable
を使用します。
バージョン履歴
R2006a より前に導入