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MATLAB コード アナライザー レポート
コード アナライザー レポートを開く
コード アナライザー レポートには、メッセージによってコード内の潜在的なエラー、問題および改善の可能性が表示されます。コード アナライザー アプリを使用してレポートを対話的に参照します。このアプリは以下の方法で開くことができます。
MATLAB® ツールストリップ: [アプリ] タブの [MATLAB] で、アプリのアイコン をクリックします。
MATLAB コマンド プロンプト: 「
codeAnalyzer
」と入力します。
MATLAB コード アナライザーによって実行されるすべてのチェックのリストは、こちらのIndex of Code Analyzer Checksにあります。
コード アナライザー レポートの実行
コード アナライザー アプリを使用して、指定したファイルまたはフォルダー内のコードを解析します。
目的のファイルまたはフォルダーでコード アナライザーを実行します。
codeAnalyzer("C:\MyCode")
このコマンドにより、コード アナライザー アプリが起動し、指定したコード内で検出された問題のレポートが生成されます。レポートの上部にある要約セクションでは、レポートに含まれている情報の概要が示されます。このセクションでは、解析されたファイルの数、解析されたコードで検出されたエラー、警告、および情報メッセージの総数が表示されます。
既定では、問題は重大度でグループ化されます。[グループ化] リストを使用して問題をグループ化する方法を変更できます。レポートをファイルでグループ化します。
[重大度でフィルター] リストおよび [問題のタイプでフィルター] リストを使用して、表示されるメッセージをフィルター処理できます。エラーのみを表示するようにレポートをフィルター処理します。
一部の問題は、自動置換で解決できます。該当する問題には [すべて修正] ボタンがあります。問題をクリックして展開すると、問題の個別のインスタンスに対応する [修正] ボタンをクリックすることでそのインスタンスを修正できます。カーソルを [修正] ボタンまたは [すべて修正] ボタンの上に合わせると、MATLAB がどのような修正を実装するかが表示されます。
コード アナライザー メッセージに基づくコードの変更
コード アナライザー メッセージで示された潜在的な問題を修正する方法については、次のリソースを利用してください。
エディターでファイルを開いて、次のリストの図に示すように、ツールヒントで [詳細] ボタンをクリックします。拡張メッセージが表示されます。ただし、すべてのメッセージに追加メッセージがあるとは限りません。
ヘルプ ブラウザーの [検索] ペインを使ってメッセージに表示される用語に関するドキュメンテーションを参照します。
次の図は、[詳細] ボタン付きのツールヒントを示しています。等号 (=
) の下のオレンジの "線" は、等号の上にカーソルを置くとツールヒントが表示されることを示します。オレンジ色の "強調色" は 自動修正が適用できることを示します。
R2023a において: 自動修正が適用できる問題は、codeIssues
オブジェクトの関数 fix
を使用してプログラムによって修正できます。該当する問題は、コード アナライザー アプリを使用して対話的に修正することもできます。
コード アナライザー メッセージにアクセスするその他の方法
以下の方法によりコード アナライザー メッセージを取得することができます。各方法は同じメッセージを出力しますが、形式が異なります。
すべてのコード アナライザー メッセージのインデックスについては、Index of Code Analyzer Checksを参照してください。
コード アナライザー アプリを使用して、ファイルのコード アナライザー レポートにアクセスする。
関数
codeIssues
を実行する。これは指定したファイルを解析し、コマンド ウィンドウにメッセージを表示します。関数
mlintrpt
を実行する。これはcheckcode
を実行し、Web ブラウザーにメッセージを表示します。エディターでのファイル作業中に自動コード チェック機能を使う。詳細については、コード アナライザーを使用したエラーと警告についてのコードのチェックを参照してください。
コード アナライザー メッセージの構成
R2023a 以降
resources
フォルダー内に codeAnalyzerConfiguration.json
という名前のファイルを配置することで、コード アナライザーによって表示される既存のチェックを構成したり、カスタム チェックを追加したりすることができます。このファイルでは、resources
フォルダーの親フォルダーおよびそのサブフォルダーで実行されるコード アナライザー チェックを構成します。
詳細については、Configure Code Analyzerを参照してください。
参考
コード アナライザー | codeIssues
| checkcode