Java クラス パスの動的パス
MATLAB® は、Java® クラス パスを "静的パス" と "動的パス" に分けます。MATLAB は、動的パスの前に静的パスを検索します。
MATLAB の提供する動的パスは、独自の Java クラスを開発する際に便利です。動的パス上のクラス定義は MATLAB を再起動せずに変更できます。そのため、ユーザー定義の Java クラスを開発およびデバッグするときは動的パス上にクラス定義を配置すると便利です。
動的パスはパスの変更において高い柔軟性を提供しますが、動的パス上の Java クラスは静的パス上のクラスよりも読み込みに時間がかかる場合があります。また、動的パス上のクラスは静的パス上のクラスと同じように動作するとは限りません。クラスが想定どおりに動作しない場合は静的パスを使用します。
Java クラスの開発が完了したら、クラスを静的パス上に配置します。詳細については、Java クラス パスの静的パスを参照してください。
クラスを動的パスに追加するには、関数 javaclasspath
および javaaddpath
を使用します。エントリを削除するには、関数 javarmpath
を使用します。これらの関数はワークスペース内の既存の変数とグローバル変数をすべてクリアします。
メモ
Java クラスが動的パス上のクラスと依存関係がある場合は、静的パス上に配置しないでください。
参考
javaclasspath
| javaaddpath
| javarmpath