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サポートされているデータ

System Identification Toolbox™ ソフトウェアでは、時間領域データと周波数領域データの両方からの線形モデルの推定がサポートされています。非線形モデルの場合、このツールボックスでは時間領域データしかサポートされません。詳細については、Supported Models for Time- and Frequency-Domain Dataを参照してください。

データは単一または複数の入出力をもつことができ、実数または複素数のいずれかにすることができます。

時間領域データは、次の入力シーケンスを取得するために等間隔の離散時点にサンプリングされる必要があります。

u={u(T),u(2T),...,u(NT)}

対応する出力シーケンスは次のとおりです。

y={y(T),y(2T),...,y(NT)}

u(t) と y(t) はそれぞれ、時点 t における入力信号の値と出力信号の値です。

このツールボックスは、単一チャネルまたは複数チャネルの入出力データまたは時系列データのモデル化をサポートしています。

サポートされているデータ説明
時間領域入出力データ時間の関数としてサンプリングされた 1 つ以上の入力変数 u(t) と、1 つ以上の出力変数 y(t)。時間領域データは実数または複素数のいずれかにすることができます。
時系列データ1 つ以上の出力 y(t) が含まれますが、測定される入力は含まれません。時間領域データまたは周波数領域データにすることができます。
周波数領域データ入力および出力時間領域信号のフーリエ変換。データは周波数領域の入出力信号のセットです。周波数グリッドは等間隔である必要はありません。
周波数応答データ伝達関数 "G" によって特徴付けられる線形システムの複素周波数応答値。スペクトル アナライザーを使用して直接測定可能です。"周波数関数データ" とも呼ばれます。frd または idfrd オブジェクトで表されます。データのサンプル時間はゼロまたは非ゼロにすることができます。周波数ベクトルを等間隔にする必要はありません。

メモ

データが複素数値の場合は、複素数データでサポートされる演算について、Manipulating Complex-Valued Dataを参照してください。