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実行管理

既定では、固定小数点ツールは範囲収集用の実行と検証用の実行を作成します。これらの実行の既定の名前はそれぞれ BaselineRunEmbeddedRun です。

範囲収集実行は [範囲の収集] ボタンをクリックしたときに作成され、検証実行は [組み込み型によるシミュレーション] ボタンをクリックしたときに作成されます。既定の動作では、範囲収集実行は、モデルで指定された現在のデータ型オーバーライド設定を使用して、シミュレーション、範囲解析、または範囲解析によるシミュレーションのいずれかを通じて範囲を収集します。モデルを倍精度型でオーバーライドして量子化の影響を回避し、理想的な範囲を収集するには、[倍精度] を選択します。検証実行は、現在指定されているデータ型を使用してモデルをシミュレートします。

固定小数点ツールは範囲収集や検証の実行用の追加構成も提供します。[範囲の収集] ボタンの矢印をクリックして構成を選択することで、ツールがどの設定を使用するかを編集できます。前の範囲収集実行は上書きされます。

組み込み型実行の既定の名前は編集することができます。[組み込み型によるシミュレーション] メニューの [実行名] フィールドに新しい名前を入力します。