num2int

quantizer オブジェクトを使用して数値を符号付き整数に変換

構文

y = num2int(q,x)

説明

y = num2int(q,x) は、固定小数点 quantizer オブジェクト q で指定されたデータ型プロパティを使用して、x の数値を整数が格納された出力 y に変換します。x が数値行列を含む cell 配列である場合、y は同じ次元の cell 配列になります。

[y1,y2,…] = num2int(q,x1,x2,…) は、q を使用して数値 x1、x2、… を整数 y1、y2、… に変換します。

例

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数値行列から符号付き整数への変換

小数形式で表現された 2 の補数の 4 ビット数はすべて、以下のように求められます。

x = [0.875 0.375 -0.125 -0.625
     0.750 0.250 -0.250 -0.750
     0.625 0.125 -0.375 -0.875
     0.500 0.000 -0.500 -1.000];

変換に使用する quantizer オブジェクトを定義します。

q = quantizer([4 3]);

num2int を使用して符号付き整数に変換します。

y = num2int(q,x)

y =

     7     3    -1    -5
     6     2    -2    -6
     5     1    -3    -7
     4     0    -4    -8

入力引数

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`q` — 変換に使用するデータ型形式
固定小数点 `quantizer` オブジェクト

変換に使用するデータ型形式。固定小数点 quantizer オブジェクトとして指定します。

例: q = quantizer([5 4]);

`x` — 変換する数値
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列 | cell 配列

変換する数値。スカラー、ベクトル、行列、多次元配列または cell 配列として指定します。

アルゴリズム

q が固定小数点 quantizer オブジェクトの場合、f は fractionlength(q) と等価であり、x は数値です。

$y = x \times 2^{f}$
num2int は固定小数点 quantizer オブジェクトに対してのみ定義されます。q が浮動小数点 quantizer オブジェクトの場合、x は変更されずに返されます (y = x)。
y は double として返されますが、数値は整数になります (浮動小数点整数または flint とも呼ばれます)。