step
行列の成分への分解
構文
Y = step(ldl,S)
説明
メモ
R2016b 以降では、step
メソッドを使用して、System object™ によって定義された演算を実行する代わりに、引数を関数であるかのように使ってオブジェクトを呼び出すことができます。たとえば、y = step(obj,x)
と y = obj(x)
は同等の演算を実行します。
Y = step(ldl,S)
は、行列 S
を下三角、上三角、および対角の成分に分解します。出力 Y
は、L
を下三角部分、D
を対角部分、L'
を上三角部分とする複合行列です。S
が正定値でない場合、出力 Y
は有効な因子分解値ではありません。
メモ
obj
は、この step
メソッドの実行先の System object を指定します。
オブジェクトは、step
メソッドがはじめて実行されるときに初期化を実行します。この初期化により、入力データの次元、実数/複素数、データ型など、調整不可能なプロパティと入力仕様がロックされます。調整不可能なプロパティまたは入力仕様を変更すると、System object はエラーを発行します。調整不可能なプロパティまたは入力を変更するには、まず release
メソッドを呼び出してオブジェクトをアンロックしなければなりません。