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Discrete Impulse

離散インパルスの生成

  • Discrete Impulse block

ライブラリ:
DSP System Toolbox / Sources

説明

Discrete Impulse ブロックはインパルス (値 1) を出力サンプル D+1 で生成します。ここで D[遅延] パラメーター (D0) によって指定されます。サンプル D+1 に先行および後続するすべての出力サンプルはゼロです。

D が長さ N のベクトルの場合、ブロックは N 個の異なるチャネルを表現する M 行 N 列の行列出力を生成します。ここで、フレーム サイズ M を [フレームあたりのサンプル数] パラメーターを使用して指定します。i 番目のチャネルのインパルスは、サンプル D(i)+1 で表示されます。

[サンプル時間] パラメーター値 Ts で出力信号のサンプル周期を指定します。結果のフレーム周期は MTs になります。

端子

出力

すべて展開する

出力サンプル D(i)+1 で離散インパルスが含まれる出力信号。ここで D[遅延] パラメーターによって指定されるスカラーまたはベクトルです。詳細については、説明を参照してください。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | Boolean | fixed point

パラメーター

すべて展開する

メイン

インパルスが先行するゼロ値の出力サンプル数 D。ゼロ以上の整数値のスカラーまたはベクトルとして指定します。長さ N のベクトルで N チャネルの出力を指定します。

出力信号のサンプル周期 Ts。正の有限スカラーとして指定します。出力フレーム周期は MTs です。

各出力フレームのサンプル数 M。正の整数スカラーとして指定します。

データ型

このブロックの出力データ型を指定します。以下のいずれかを選択します。

  • データ型継承ルール。例: [継承: 逆伝播による継承]。このオプションを選択すると、出力データ型とスケーリングが次の下流ブロックでそれぞれ一致します。

  • 組み込みデータ型。例: double

  • 有効なデータ型として評価する式。例: fixdt(1,16)

[データ型アシスタントを表示] ボタン をクリックして、データ型パラメーターの設定を行うための [データ型アシスタント] を表示します。

詳細については、信号のデータ型の制御 (Simulink)を参照してください。

データ型アシスタント

[出力データ型] のデータ型プロパティを指定する方法を選択します。以下の選択肢があります。

  • 継承 — データ型の継承に関するルールを指定できます。例: [継承: 入力と同じ]

  • 組み込み — 組み込みデータ型を指定できます。例: [double]

  • 固定小数点 — データ型の固定小数点の属性を指定できます。

  • — 有効なデータ型として評価する式を指定できます。例: fixdt(1,16)

詳細については、データ型アシスタントを利用したデータ型の指定 (Simulink)を参照してください。

固定小数点のデータ型が符号付きか符号なしかを指定します。[符号付き] データは正と負の値を表現できますが、[符号なし] データは正の値のみを表現します。詳細については、データ型アシスタントを利用したデータ型の指定 (Simulink)を参照してください。

固定小数点データのスケーリング手法を指定し、オーバーフロー状態を回避して量子化誤差を最小限に抑えます。詳細については、データ型アシスタントを利用したデータ型の指定 (Simulink)を参照してください。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[モード][固定小数点] に設定します。

量子化された整数を保持するワードのビット サイズを 2 から 128 までの正の整数として指定します。詳細については、データ型アシスタントを利用したデータ型の指定 (Simulink)を参照してください。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[モード][固定小数点] に設定します。

固定小数点データ型の小数部の長さを正または負の整数スカラーとして指定します。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[モード][固定小数点][スケーリング][2 進小数点] に設定します。

この信号のデータ型オーバーライド モードを選択します。以下の選択肢があります。

  • 継承 — モデルに指定したデータ型オーバーライドの設定を継承します。

  • オフ — モデルに指定したデータ型オーバーライドの設定を無視し、ユーザー指定の固定小数点データ型を使用します。

依存関係

このパラメーターを有効にするには、[モード][組み込み] または [固定小数点] に設定します。詳細については、データ型アシスタントを利用したデータ型の指定 (Simulink)を参照してください。

ブロックの特性

データ型

Boolean | double | fixed point | integer | single

直達

なし

多次元信号

なし

可変サイズの信号

なし

ゼロクロッシング検出

なし

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

固定小数点の変換
Fixed-Point Designer™ を使用して固定小数点システムの設計とシミュレーションを行います。

バージョン履歴

R2006a より前に導入