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dsave

ワークスペースの分散配列と Composite オブジェクトをディスクに保存する

    説明

    dsave filename は、分散配列と Composite オブジェクトを含めて、現在のワークスペースにあるすべての変数を filename.mat という名前のバイナリ MATLAB® ファイル (MAT ファイル) に保存します。filename の拡張子を指定しない場合、関数は拡張子を .mat とみなします。

    dsave filename variables は、指定された変数を filename という名前のファイルに保存します。

    dsave は、ワイルドカードや -regexp オプションをサポートしていません。

    dsave(filename) は、構文の関数形式です。関数形式の場合、入力を小かっこで囲み、入力引数を string スカラーまたは文字ベクトルとして指定して、入力をスペースではなくコンマで区切る必要があります。

    たとえば、すべてのワークスペース変数を data.mat という名前のファイルに保存する場合、以下の関数呼び出しは同等です。

     dsave("test.mat") % function form 
    dsave test.mat % command form
    前述の構文にある任意の入力を使用できます。

    すべて折りたたむ

    分散配列と Composite オブジェクトを含めて、現在のワークスペースにあるすべての変数を MAT ファイル fname.mat に保存します。

    whos
      Name             Size                Bytes  Class          Attributes
    
      Constant       500x500             2000000  double                   
      client        1000x1000            8000000  double                   
      filename         1x1                   166  string                   
      scores          34x26                45886  distributed              
      worker           1x6                   713  Composite                
    
    dsave fname.mat

    filename が変数の場合は、構文の関数形式を使用できます。

    filename = "fname.mat";
    dsave(filename)

    fname.mat の内容を確認します。

    whos -file fname.mat
      Name                  Size                Bytes  Class     Attributes
    
      Constant            500x500             2000000  double              
      DMAT_MANIFEST         1x1                 13259  struct              
      client             1000x1000            8000000  double              
      filename               -                    166  string              
      scores               34x26                 3536  uint32              
      worker                1x6                 46510  cell                
    

    いくつかの変数を作成して、mydatafile.mat という名前のファイルに保存します。

    分散配列を作成します。

    D = rand(1000,'distributed');

    クライアント上で Composite オブジェクトを作成し、データをワーカー 1 に割り当てます。

    C = Composite;            
    C{1} = magic(20);   

    クライアント ワークスペースに配列を作成します。

    X = rand(40);

    3 つのすべての変数をファイル mydatafile に保存し、そのファイルをフォルダー C:\myFolder\myFile に格納します。

    dsave C:\myData\mydatafile D C X

    入力引数

    すべて折りたたむ

    保存するファイルの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。filename を指定しない場合、関数 dsave はワークスペース変数を matlab.mat という名前のファイルに保存します。

    filename の拡張子を指定しない場合、関数 dsavefilename.mat を付加した名前をもつ MAT ファイルを作成します。

    filename に絶対パスが含まれていない場合、関数 dsave はそのファイルを現在のフォルダーに保存します。ファイルを別のフォルダーに保存するには、そのフォルダーへの絶対パスまたは相対パスを filename に指定します。ファイルの書き込み権限が必要です。

    例: dsave("myFile.mat") は、保存するファイルの名前を指定します。

    例: dsave C:\myFolder\myFile.mat は、myFile.mat を保存するフォルダーへの絶対パスを指定します。

    データ型: char | string

    保存する変数の名前。1 つ以上の string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。

    関数 dsave は、ワイルドカードや -regexp オプションをサポートしていません。

    例: dsave myFile.mat A は、変数 A をファイル myFile.mat に保存します。

    例: [X,Y,Z] = dsave("myFile","X","Y","Z") は、変数 XY、および Z をファイル myFile.mat に保存します。

    データ型: char | string

    制限

    • dsave は、スパース分散配列の保存をサポートしていません。

    バージョン履歴

    R2010a で導入