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dload
ディスクから分散配列と Composite オブジェクトを読み込む
構文
説明
dload
は、絶対パス名または相対部分パス名が指定されたファイルからすべての変数を読み込みます。filename
filename
に拡張子がない場合、dload
は filename.mat
を検索します。dload
は分散配列と Composite オブジェクトの内容を並列プール ワーカーに読み込み、他のタイプのデータを MATLAB® クライアントのワークスペースに直接読み込みます。
dload
が分散配列を読み込むと、この関数は既定の分散スキームを使用して、現在の並列プールのワーカーにデータを分散します。読み込む際に、dsave
を使用して保存を行うときと同じサイズのプールを開いておく必要はありません。dload
が Composite オブジェクトを読み込むと、dload
は現在の並列プールのワーカーにデータを送信します。Composite オブジェクトが大きすぎて現在の並列プールに収容できない場合、データは読み込まれません。Composite が現在の並列プールより小さい場合、MATLAB により警告が発行されます。
並列プールが開いていない場合、既定では関数 dload
が既定のプロファイルを使用してワーカーの並列プールを起動します。
dload -scatter ___
は、可能であれば非分散データを分散します。dload
がデータを分散できない場合、MATLAB により警告が発行されます。
dload(
は、構文の関数形式です。関数形式の場合、入力を小かっこで囲み、入力引数を string スカラーまたは文字ベクトルとして指定して、入力をスペースではなくコンマで区切る必要があります。filename
)
たとえば、data.mat
という名前のファイルを読み込む場合、以下の関数呼び出しは同等です。
dload("test.mat") % function syntax
dload test.mat % command syntax
例
入力引数
ヒント
関数
dload
は、既存の並列プールのワーカー上に分散配列または Composite オブジェクトを読み込みます。プールがない場合、並列基本設定でプールの自動起動が無効になっていなければ、関数dload
により新たな並列プールが起動されます。並列プールがなく、dload
による並列プールの起動もできない場合、dload
は分散オブジェクトを読み込みますが、Composite オブジェクトの読み込みはできません。
バージョン履歴
R2010a で導入
参考
load
| Composite
| distributed
| dsave
| parpool