fnbrk
型の名前と部分
構文
[out1,...,outn] = fnbrk(f,part1,...,partm)
fnbrk(f,interval)
fnbrk(pp,j)
fnbrk(f)
説明
[out1,...,outn] = fnbrk(f,part1,...,partm)
は、part1,...,partn
(n<=m
と仮定) によって指定された f
の型の部分を返します。これらは、spmak
、ppmak
、rpmak
、rsmak
または stmak
で型が組み立てられたときに使用された部分ですが、これらから派生するその他の部分でもあります。
指定しなければならないのは、関連するオプションの先頭の 1 文字以上のみです。
f
が特定のどの型であるかに関係なく、parti
は次のいずれかになります。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
| 使用される特定の型 |
| 関数のドメインの次元 |
| 関数のターゲットの次元 |
| その特定の型の係数 |
| その型の基本区間 |
f
の型に応じて、追加の部分が必要となる場合があります。
f
が B 型 (または、BB 型か rB 型) の場合、parti
の追加の選択肢は次のとおりです。
| 節点シーケンス |
| B スプライン係数 |
| 係数の数 |
| スプラインの多項式の次数 |
f
が pp 型 (または、rp 型) の場合、parti
の追加の選択肢は次のとおりです。
| ブレーク シーケンス |
| 局所的な多項式の係数 |
| 多項式区分の数 |
| スプラインの多項式の次数 |
| 局所的な多項式の係数 (ただし、PGS の |
f
の関数が多変量の場合は、対応する多変量の部分が返されます。つまり、例を挙げると、節点、ブレーク、および基本区間は cell 配列であり、係数配列は一般に 2 次元より高く、次数、数値、および区分はベクトルです。
f
が st 型の場合、parti
の追加の選択肢は次のとおりです。
| 中心 |
| 係数 |
| 係数または項の数 |
| 特定のタイプ |
fnbrk(f,interval)
(interval
は 1 行 2 列の行列 [a b]
で a<b
) は特定の部分を返しません。むしろ、f
によって記述された一変量の説明を同じ型で返しますが、基本区間は与えられた区間に変更されます。代わりに、interval
が [ ]
である場合、f
は変更されずに返されます。これは、f
の関数が m 変量である場合に特に役立ちます。この場合は、interval
が、i 次元の目的の区間を指定する i 番目のエントリを含む m 個のエントリをもつ cell 配列でなければならないためです。i 番目のエントリが [ ]
の場合、i 次元の基本区間は変更されません。
fnbrk(pp,j)
(pp
は一変量関数の pp 型で、j
は正の整数) は、特定の部分を返しませんが、pp
の関数の j
番目の多項式区分の pp 型を返します。pp
が m 変量関数の pp 型の場合、j
は長さ m の cell 配列でなければなりません。その場合、j
の各エントリは正の整数または区間であり、これによって、特定の多項式区分が選択されるか、そうでなければその次元の基本区間が指定されます。
fnbrk(f)
は何も返しませんが、代わりにコマンド ラインに型のさまざまな部分の説明を出力します。
例
p1
と p2
に、同じ節点シーケンスと同じターゲット次元をもち、同じ次数の 2 つのスプラインの B 型が含まれる場合
p1plusp2 = spmak(fnbrk(p1,'k'),fnbrk(p1,'c')+fnbrk(p2,'c'));
は、それら 2 つの関数の (点単位の) 和を提供します。
pp
に、1 番目の変数に少なくとも 4 つの多項式区分がある二変量スプラインの pp 型が含まれる場合、ppp=fnbrk(pp,{4,[-1 1]})
は、四角形 [b4
.. b5
] x [-
1 .. 1] における pp
のスプラインと一致するスプラインを返します (ここで、b4
、b5
は 1 番目の変数のブレーク シーケンスにおける 4 番目と 5 番目のエントリです)。