Main Content

bspline

B スプラインとその多項式区分のプロット

説明

bspline(t) は節点シーケンス t をもつ B スプラインと、それが構成される多項式区分をプロットします。スプライン近似の詳細については、Curve Fitting Toolbox のスプラインについてを参照してください。

bspline(t,window) は節点シーケンス t をもつ B スプラインと、それが構成される多項式区分を window で指定されるサブプロット ウィンドウでプロットします。

pp = bspline(t) は何もプロットせず、B スプラインの pp 型を返します。

すべて折りたたむ

この例では、関数 bspline を使用して次数 4 の B スプラインを作成する方法を説明します。

節点シーケンスの作成と B スプラインのプロット

この図は次数 4 の B スプラインおよびそれを構成する 4 つの 3 次多項式を示します。

この図を MATLAB ® で複製するには、まず節点シーケンスを作成します。節点シーケンスは非減少でなければなりません。

t = [0 1.5 2.3 4 5];

5 つの節点を定義したため、B スプラインは次数 4 になります。

その後、関数 bspline を使用して、節点シーケンス t をもつ B スプラインと、その多項式区分をプロットします。

bspline(t)

この B スプラインは、プロットの赤、緑、紫、黒の曲線、つまり、それぞれが 3 次である 4 つの多項式区分で構成されています。

垂直線は前に定義した節点 t をマークしています。

節点 t(i)≤····≤ t(i+k) をもつ B スプラインは、区間 (t(i)..t(i+k)) では正になり、この区間外では 0 になります。これは、サイト t(i),...,t(i+k) にブレークがある次数 k の区分的多項式です。これらの節点は一致する場合があります。正確な "多重度" によって、2 つの多項式区分が結合する際の平滑性が制御されます。

新しいサブプロットに別の B スプラインのプロット

2 番目の節点シーケンスを作成します。

t2=[2 3 4 5];

節点シーケンス t2 をもつ B スプラインを、同じ Figure の別のサブプロットにプロットします。

bspline(t,1)
bspline(t2 ,2)

Copyright 2019 The MathWorks, Inc.

入力引数

すべて折りたたむ

B スプラインの節点の非減少シーケンス。ベクトルとして指定します。

データ型: single | double

2 行 2 列からなるウィンドウのサブプロットのインデックス。スカラーとして指定します。この値は 5 未満でなければなりません。

データ型: single | double

出力引数

すべて折りたたむ

pp 型のスプライン。次のフィールドがある構造体として返されます。pp 型の詳細については、pp 型を参照してください。

スプラインの形式。pp として返されます。pp は、スプラインが区分的多項式型であることを示します。

スプラインの節点の位置。ベクトル、または多変量データの場合はベクトルの cell 配列として返されます。ベクトルには厳密に増加する要素が含まれます。これらの要素は、多項式区分が定義される各区間の開始と終了を表します。

各区分の多項式の係数。行列、または多変量データの場合は配列として返されます。

スプラインを記述する多項式区分の数。スカラー、または多変量データの場合は各変数の区分数のベクトルとして返されます。

スプラインの各多項式区分を記述する多項式関数の次数。スカラー、または多変量データの場合は各変数の次数を含むベクトルとして返されます。

ターゲット関数の次元。スカラーとして返されます。

バージョン履歴

R2006b で導入