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離散時間モデルの時間領域応答
この例では、離散時間動的システム モデルのステップ応答プロットおよびステップ応答データを取得する方法を示します。離散時間モデルの時間領域応答を取得する方法は、時間のサンプル点がモデルのサンプル時間 Ts
の制約を受けることを除き、連続時間モデルのそれと同じです。
この例の手法を impulse
、initial
、impulseplot
、および initialpot
などのコマンドで使用して、離散時間モデルの時間領域応答を取得することができます。
離散時間の伝達関数モデルを作成して、 = 0 でのステップ入力に対するその応答をプロットします。
H = tf([-0.06,0.4],[1,-1.6,0.78],0.1); step(H)
離散時間モデルの場合、step
はサンプル間では値が変わらないと仮定し、サンプル時間の倍数で応答をプロットします。
0.5 ~ 2.5 秒間の H
のステップ応答を計算します。
[y,t] = step(H,0.5:0.1:2.5);
離散時間モデルの応答の時間ベクトルを指定する場合、タイム ステップは離散時間モデルのサンプル時間 Ts
と一致しなければなりません。ベクトル t
には、H
のサンプル時間 0.1 秒の倍数値を取る時間点が 0.5 ~ 2.5 秒の間に含まれています。ベクトル y
には、対応するステップ応答値が含まれています。
参考
step
| impulse
| stepplot
| initial
| impulseplot
| initialplot