モデル タイプを決定するルール
connect
を使用して frd
モデル以外の数値 LTI モデルを組み合わせる場合、結果のモデルは状態空間 (ss
) モデルとなります。その他の相互接続コマンドの場合、結果のモデルは次の優先順位で決められます。
ss
> zpk
> tf
> pid
> pidstd
たとえば、ss
モデルを pid
モデルと接続します。
P = ss([-0.8,0.4;0.4,-1.0],[-3.0;1.4],[0.3,0],0); C = pid(-0.13,-0.61); CL = feedback(P*C,1)
ss
モデルは数値 LTI モデルのうちで最高の優位をもちます。そのため、任意のモデル相互接続コマンドを使って P
と C
を結合すると、ss
モデルが返されます。
数値 LTI モデルを一般化 LTI モデルまたは制御設計ブロックと結合すると、一般化 LTI モデルが出力されます。
たとえば、ss
モデル CL
を制御設計ブロックと接続します。
F = tunableTF('F',0,1); CLF = F*CL
CLF
は genss
モデルです。
周波数応答モデル (frd
または genfrd
) を含むすべての接続が周波数応答モデルを出力します。
メモ
接続操作を行う前に、すべてのモデルは自動的に結果のモデル タイプに変換されます。
参考
connect
| feedback
| series
| parallel