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変調器ブロックのコンスタレーションの表示
この例では、線形変調器ブロックのマスクの [View Constellation] ボタンをクリックしてコンスタレーションを可視化する方法を説明します。以下の線形変調器ブロックは、ブロック マスクから信号コンスタレーションを可視化する機能を提供します。
OQPSK Modulator Baseband - 表示されるコンスタレーションには、OQPSK 変調器によって生じる IQ 遅延は描かれません。
これらの線形変調器ブロックでは、ブロック マスクで [View Constellation] をクリックすることで、適用されたブロック設定を使用して信号コンスタレーションがプロットされます。cm_view_modulator_constellation
モデルを使用し、[View Constellation] をクリックしてコンスタレーション Figure を作成します。このモデルは、ワークスペース変数 M
に変調次数が設定された Rectangular QAM Modulator Baseband ブロックを使用します。M
の値は、コールバック関数 PreLoadFcn
で指定されます。コールバックを表示するには、[モデル化]、[設定]、[モデル設定]、[モデル プロパティ] の順に選択します。[モデル プロパティ] ウィンドウで、[コールバック]、PreLoadFcn
の順に選択します。
変調器の構成と信号コンスタレーション
変調器ブロック マスクの [View Constellation] をクリックすると、MATLAB®figure
ウィンドウでコンスタレーションが開きます。重要なパラメーターの値がプロットのタイトルに表示されます。
このコンスタレーション プロット Figure は、Rectangular QAM Modulator Baseband ブロックの次の既定の信号コンスタレーションを示しています。
16-QAM 変調スキーム
グレイ コンスタレーション マッピング
位相オフセット 0 度
2 つのコンスタレーション点の最小距離 2
倍精度データ型信号
整数シンボル表現
ブロック マスクから、[Input type] パラメーターを Bit
に設定し、[Constellation ordering] パラメーターを Binary
に設定します。更新された構成のコンスタレーションを表示するには、[View Constellation] をクリックする前に [適用] をクリックします。更新されたプロットは、バイナリ コンスタレーション マッピングを示し、シンボルのビット表現を表示します。
Rectangular QAM Modulator Baseband ブロックの変調次数が M
に設定されているため、MATLAB ワークスペースで定義された変数 M
を使用して値を更新できます。MATLAB ワークスペースで M
= 32 に設定します。変調次数の設定により、Simulink® のモデル ワークスペースが更新されます。[View Constellation] をクリックして、32-QAM コンスタレーションを表示します。
将来の使用に備えて Figure をキャプチャするには、モデルを閉じる前に Figure を保存します。Simulink モデルを閉じると、すべてのコンスタレーション Figure も閉じられます。
参考
ブロック
- BPSK Modulator Baseband | QPSK Modulator Baseband | M-PSK Modulator Baseband | M-PAM Modulator Baseband | Rectangular QAM Modulator Baseband | General QAM Modulator Baseband