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Poisson Integer Generator
ポアソン分布のランダムな整数を生成する
ライブラリ
Comm Sources の Random Data Sources サブライブラリ
説明
Poisson Integer Generator ブロックは、ポアソン分布を使用してランダムな整数を生成します。非負の整数 k を生成する確率は次のとおりです。
ここで、λ はポアソン パラメーターとして知られている正の数です。
ポアソン整数発生器を使用して、2 進送信チャネルでノイズを生成できます。この場合、ポアソン パラメーター [Lambda] は 1 未満にすべきであり、通常はそれよりもかなり小さい値です。
出力信号の属性
出力信号は、列または行ベクトル、2 次元行列、またはスカラー値とすることができます。出力信号の行数は 1 フレームあたりのサンプル数に対応し、[Samples per frame] パラメーターで決定されます。出力信号の列数はチャネル数に対応し、[Lambda] パラメーターの要素数によって決定されます。詳細については、『Communications Toolbox™ ユーザー ガイド』のソースとシンクを参照してください。
パラメーター
- Lambda
ポアソン パラメーター λ。λ をスカラーまたは要素が実数の行ベクトルで指定します。[Lambda] がスカラーの場合、出力ベクトル内のすべての要素は同一のポアソン パラメーターを共有します。[Lambda] が行ベクトルの場合、要素の数は、ブロックから出力される独立チャネルの数に対応します。
- Source of initial seed
乱数発生器の初期シードのソース。ソースを
[Auto]
または[Parameter]
のいずれかに指定します。[Auto]
に設定した場合、ブロックはグローバル乱数ストリームを使用します。メモ
[コード生成]
モードにおいて、[Source of initial seed] が[Auto]
の場合、乱数発生器はゼロの初期シードを使用します。そのため、ブロックが開始されるたびに同じ乱数が生成されます。[インタープリター型実行]
を使用すると、モデルは異なる初期シードを使用するようになります。[インタープリター型実行]
が[ラピッド アクセラレータ]
モードで実行されている場合、その動作は[コード生成]
モードの場合と同じです。- Initial seed
乱数発生器の初期シード値。シードを非負の整数スカラーで指定します。[Source of initial seed] パラメーターが
[Parameter]
に設定されている場合に、[Initial seed] が使用可能です。- Sample time
正のスカラーは、出力信号の各サンプル間の時間を秒単位で指定します。[サンプル時間] を
-1
に設定すると、出力信号は下流からサンプル時間を継承します。[サンプル時間] パラメーターと [フレームあたりのサンプル数] パラメーターの関係の詳細については、サンプル タイミングを参照してください。- Samples per frame
フレームあたりのサンプル。出力データの 1 つのチャネルでフレームあたりのサンプル数を示す正の整数として指定します。[Sample time] と [Samples per frame] の関係の詳細については、サンプル タイミングを参照してください。
- Output data type
ブロックの出力データ型には
boolean
、uint8
、uint16
、uint32
、single
またはdouble
を指定できます。既定の設定はdouble
です。- シミュレーション実行方法
シミュレーション モードを選択します。
コード生成
モデルの最初の実行時に、コードをシミュレートして生成します。ブロックの構造が変更されていない場合は、以降のモデルの実行でコードは再生成されません。
シミュレーション モードが
[コード生成]
の場合、ブロックに対応する System object では最大 9 個の入力を受け入れます。インタープリター型実行
コードを生成せずにモデルをシミュレートします。このオプションを使用すると起動時間が速くなりますが、その後のシミュレーションのパフォーマンスが低下する可能性があります。