step
System object: comm.IntegrateAndDumpFilter
名前空間: comm
周期リセットを伴う離散時間信号の積分
構文
Y = step(H,X)
説明
メモ
R2016b 以降では、step
メソッドを使用して、System object™ によって定義された演算を実行する代わりに、引数を関数であるかのように使ってオブジェクトを呼び出すことができます。たとえば、y = step(obj,x)
と y = obj(x)
は同等の演算を実行します。
Y = step(H,X)
は、入力データ X
から N 個のサンプルのブロックを定期的に積分し、結果を Y
に返します。ここで N は、IntegrationPeriod
プロパティに指定されたサンプルの数です。X
は、列ベクトルまたは行列で、データ型は double、single、または固定小数点型 (fi オブジェクト) です。X
には、K を正の整数として K*N 行と、1 つ以上の列がなければなりません。このオブジェクトは各列を独立したチャネルとして扱い、すべての列で積分が発生します。出力 Y
の次元は、DecimateOutput
プロパティに設定された値によって異なります。
メモ
obj
は、この step
メソッドの実行先の System object を指定します。
オブジェクトは、step
メソッドがはじめて実行されるときに初期化を実行します。この初期化により、調整不可能なプロパティと入力仕様がロックされます。プロパティ値の変更の詳細については、System object を使用した MATLAB でのシステム設計を参照してください。