MathWorks が Simulink ユーザーのために SimMechanics に マルチボディ シミュレーションの新機能を追加

新しいモデル化パラダイムでモデルの再利用と 3D アニメーションを使用した高速解析が可能に

東京, 日本 - (2012 年 6 月 12 日)

着陸装置のSimMechanicsモデル
着陸装置のSimMechanicsモデル

MathWorks は、MATLAB を利用して現実的なパーツやジオメトリを作成できる、SimMechanics の新バージョンを発表しました。SimMechanics ではシミュレーション中に自動的に 3D アニメーションが作成され、シミュレーションを再実行しなくても再生することができます。エンジニアは、新しい設計においてカスタムのパーツやメカニズムを再利用できるため、モデル化に要する時間を短縮できます。

SimMechanics を利用することで、航空宇宙、防衛、自動車、産業オートメーション、産業機械の各業界のエンジニアは、Simulink のブロック線図でボディ、ジョイント、制約、力などの要素を使用して 3 次元のメカニカルシステムをモデル化できます。SimMechanics のモデルは Simscape のほか、SimElectronics や SimHydraulics といった他の物理モデリング用 Simulink 製品と接続することも可能です。これにより、電気、機械、制御システムの統合に関する問題を、物理的なハードウェアを作成する前に、開発プロセスの早期において見つけることができます。

主な機能は以下のとおりです。

  • 標準的なジオメトリと MATLAB で定義したカスタムのジオメトリを使用した剛体の定義により、機械部品をすばやくプロトタイピング
  • 質量と慣性テンソルの自動計算により、精度の高いモデルを作成
  • 3 次元ジオメトリを使用したマルチボディ システムのダイナミクスの可視化とアニメーションにより、シミュレーション結果をすばやく解析
  • 正確な状態とおおよその状態を入力できる機能により、初期状態の仕様を簡略化
  • ブロック線図による表現により、他の部品への接続を明確に文書化
  • Simulink ライブラリにより、パーツやメカニズムの共有と再利用が可能に

発売時期と価格

SimMechanics 4.0 はすぐに入手可能です。販売価格は285,000円からです。詳細については、製品 Web サイト www.mathworks.co.jp/products/simmechanics
をご覧ください。

MathWorks について

MathWorks（マスワークス）は、数学的計算で業界をリードする世界的なソフトウェア 開発会社です。MATLAB は、Language of Technical Computing（技術計算言語 ) として、アルゴリズム開発、データ解析、視覚化、数値計算のためのプログラミング環境を提供します。Simulink は、マルチドメイン シミュレーションやダイナミック システム、および組込みシステムのモデルベース デザインのためのグラフィカル環境です。 世界中のエンジニアや科学者が、自動車、航空宇宙、エレクトロニクス、金融機関、生命工学、製薬などの産業分野において、発見、革新、開発を加速させるためのツールとしてこれらのプロダクト ファミリを活用しています。また、MathWorksの製品は、教育および研究に欠かせないツールとして、 世界各国の大学や教育機関において活用されています。MathWorksは 1984 年に創業、現在は、マサチューセッツ州ネイティックを本拠地とし、世界 15 か国で 2200 名以上の従業員が活躍しています。詳細については jp.mathworks.com をご覧ください。

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